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     8月23日 神奈川

   第四次厚木爆音訴訟勝利

  
米軍機飛行差止を掲げ集会・デモ
   
    


 「ノー! オスプレイ 集団的自衛権行使容認反対 自衛隊を海外に出すな 第四次厚木爆音訴訟に勝利し米軍機の差し止めを求める8・23集会」が、厚木基地に近い大和市・やまと公園で開催され三百五十人が結集した。
 七月十五日、十八日、そして八月十八日と米海兵隊のオスプレイが飛来し、オスプレイ訓練が強行され、岩国、厚木、横田が「本土」でのオスプレイ訓練の拠点にされようとしている状況の中で、集会は開催された。沖縄では、辺野古ボーリング調査強行に対してキャンプ・シュワブ・ゲート前で三千六百名結集の抗議集会が行なわれ、またこれに呼応した首相官邸抗議行動が取り組まれている中での厚木基地闘争となった。
 「基地撤去をめざす県央共闘会議」の大石さんの司会で集会が開始された。厚木基地爆音防止期成同盟の大波さんが主催者あいさつを行なった。大波さんはオスプレイ飛来を弾劾するとともに、安倍政権が戦争のできる国に踏み込むことの一環として、自衛隊のオスプレイ導入があることを批判した。オスプレイが軍事的緊張をますます高めると断じた。
 第四次訴訟団長の藤田さんがアピールを行なった。藤田さんは、五月二十一日の第一審判決に関して、自衛隊機だけではあるが「飛行差し止め」を認めさせたことの画期的意義を確認した。その上で、米軍機はもっとうるさいのだから、自衛隊機と同様に飛行差し止めを認めるのが当然だと、はっきりと主張した。続いて、神奈川平和運動センターの福田さん、横田基地被害をなくす会の島田さんがアピールを行なった。それぞれが、オスプレイ飛来、オスプレイ訓練を批判し、安倍政権が集団的自衛権行使の「合憲」化を進めていることを批判した。また、島田さんは、十月二十五日の「横田基地もいらない! 市民交流集会」を呼びかけた。
 次に、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックからのメッセージが読み上げられた。そして、同時刻に辺野古に三千六百人、首相官邸前に五百人が結集して反基地闘争をともに闘っていることが、司会から報告された。
 さらに、岩国の「愛宕山を守る会」の世話人代表・岡村さんからのメッセージが読み上げられた。十八日に岩国から厚木に四機のオスプレイが飛び、その後東富士・北富士での訓練に参加していることを冒頭に批判し、現在も進む愛宕山米軍住宅建設について報告し批判した。厚木、岩国が「ともに団結しお互いに頑張ることをお約束」するとアピールを結んだ。
 集会の最後に、「沖縄・辺野古沖のブイ設置に抗議し、ボーリング調査の即時中止を求め、引き続き沖縄の人々とともに闘おう」と題した緊急アピール(案)と、集会宣言(案)が読み上げられ、参加者全員の拍手で採択された。集会宣言では、オスプレイ飛来の中止と米軍機飛行差し止めに向けて闘うことが確認された。
 集会後、参加者は厚木基地滑走路北側を通って、相模大野駅までデモを行なった。「オスプレイの飛行を直ちにやめろ!」「オスプレイは出て行け!」「米軍機の飛行を差し止めるぞ!」とシュプレヒコールが響き渡った。厚木基地前では、これまで米軍によって殺されてきたイラク、アフガニスタンなどの人々への哀悼を込めて、皆が、基地フェンスに黒いリボンを結びつけた。


 

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