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     6月19日 東京

   集団的自衛権「合憲」化許すな!

   
官邸前で連日の抗議行動  韓国からも緊急参加
   



 六月十九日首相官邸前で、集団的自衛権の「合憲」化を阻止する抗議行動が取り組まれた。安倍政権の策動に反対する人々は連日のように国会前、官邸前で、抗議行動をしている。十八時半から「解釈で憲法九条を壊すな!実行委員会」による行動、十九時半から「戦争をさせない1000人委員会」による行動が取り組まれた。労働者、学生、市民千名が参加した。アジア共同行動の旗のもとに十名が結集した。安倍は公明党を追い込み、七月四日までに閣議決定に持ち込もうと、画策している。安倍の暴走を許してはならない。結集した仲間は官邸に向けて「閣議決定をやめろ」「安倍は九条を守れ」とシュプレヒコールをあげた。
 福島瑞穂議員は、「総理は違憲のことを閣議決定できるのか。総理の下に憲法があるのではなく、総理が憲法の下にいるのだ。隷従しないと決意しよう」と訴えた。糸数慶子議員は、「戦争のできる国になれば米軍基地の集中する沖縄は最前線になる。秘密保護法、解釈改憲、辺野古新基地建設と暴走を続ける安倍政権に、全国から反撃しよう」と訴えた。
 韓国から緊急に来日したピョントンサの仲間から緊急に来日した仲間が発言に立った。「第二次大戦の結果、ドイツは分断され、日本には平和憲法が作られた。ドイツは心の底からの反省と謝罪でその後統一した。しかし日本は謝罪・補償をしていない。明日河野談話の検証結果が出されると聞いてここに来た。検証は、慰安婦ハルモニへの蛮行を否定しようというものだ。強制連行の否定は、全ての侵略戦争を認めないということだ。侵略戦争・植民地支配への、謝罪・補償をしようとしない安倍が、集団的自衛権を合憲化しようとしている。普通の国と言いながら、軍国主義の道をひたすら突き進もうとしている。安倍が出した事例は、憲法を踏みにじり、国連憲章をも踏みにじるものだ。集団的自衛権の行使の対象は朝鮮半島だ。韓国民衆は集団的自衛権に対して大きく憂慮しており、韓国内でも反対の声をあげている。今朝日本大使館前で、集団的自衛権行使と河野談話の見直しに対し抗議行動をした。仲間二人が警察に連行された。明日、国会で一人で抗議デモを行う。私たちは力を合わせて、集団的自衛権行使を止めよう。河野談話の変質を止めよう」。最後に「連帯!」「闘おう!」と声をあげた。
 主催者は、「国会開会中の閣議決定を阻止したことは、私たちの運動の大きな勝利だ。公明党に対しブレーキをかけ続けた。引き続き、七月四日までの閣議決定阻止に向け、抗議の声をあげ続けよう。公明党へ電話・ファックス・メールを集中しよう」と呼びかけた。韓国人民、アジア人民との連帯にかけ、九条破壊を阻止する正念場の闘いに、全力で取り組もう。



 

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