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■5月23日 東京 「次は狭山だ!」再審・無罪をかちとろう 石川さんと共に三千人が結集 五月二十三日、日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会 冤罪五十一年 袴田事件再審開始に続け、いまこそ事実調べ・再審開始を」が開催された(主催:狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会)。全国から部落解放同盟の仲間、労働組合、市民など三千人が結集した。 事件発生から五十一年目を迎える狭山事件は、これまで裁判官、検察、弁護団の三者協議が五年間で十七回開催され、百三十六点の未開示証拠が開示されてきた。弁護団は、開示された証拠を精査し、新たな石川さん無実の新証拠・新鑑定を提出してきた。これによって寺尾確定判決の誤りは一層明白となってきている。さらに、袴田事件の再審決定がだされ、その中で警察による証拠のねつ造の強い疑いが指摘された。狭山事件でも、警察による証拠のねつ造が行われている。「次は狭山だ」という思いが、狭山差別裁判を糾弾する人々の決意だ。 集会には、袴田事件の袴田さんをはじめ、足利事件の菅家さん、布川事件の桜井さん、杉山さん、氷見事件の柳原さんも結集し、ともに闘う発言をおこなった。 今年五月以降、東京高裁第四刑事部は、弁護団提出の新証拠について、鑑定人尋問などの事実調べをおこなうかどうかを判断していく、大きな山場を迎えるとみられる。石川さんは発言のなかで、何としても五十一年の年月の中で決着がつけられるよう一層の支援を訴えた。検察の隠し持つ全証拠の開示、事実調べの実現など、石川さんとともに再審の扉をこじ開けて、石川さんの無罪を勝ち取らなければならない。 |
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