共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     3・8-9 関西

   関西で連続した反原発集会

   
京都2500人、大阪7000人が結集
       


 
 二〇一一年の大地震による原発事故から三年目を前に、関西では連続して反原発集会が取り組まれた。
 大阪では九日、「さよなら原発三・九関西行動~すべてのいのちと未来のために~」が開催された。午前中に特別企画として京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんの講演会などが行われた。午後には扇町公園で集会が行われ、約七千人が参加した。
 集会では福島原発告訴団の地脇美和さん、原発反対福井県民会議の水上賢一さん、小出裕章さんらが発言した。小出さんは「自民党は、福島の事故をなかったことにしよう、忘れさせようとしている。これに対抗するのは福島のことを決して忘れないことだ」と訴えた。
 最後に「この愚かな原発時代を終わらせましょう。それは私たちの責任です。未来の世代への責任なのです」という集会決議を採択した後、三つのコースに別れて大阪市内をデモ行進した。
 さらに、デモ終了後には、関西電力本社前で「関電本店大包囲」の抗議行動が行われた。
 京都では八日に、円山公園で「バイバイ原発三・八きょうと」が開催され、約二千五百人が参加した。円山野外音楽堂で開かれたメイン集会では、福島から京都への避難者や福島原発告訴団が発言、続いて慶応大経済学部教授の金子勝さんが講演した。集会後には、京都市内をデモ行進した。
 福島第一原発の事故から三年が経ってなお、事故は収束に向かうどころか、汚染水の流出が止まらないなど、ますます深刻さを増している。労働者に大量の被曝を強制しながらの収束作業や除染作業は、ほとんど成果を上げていない状況だ。こうした原発事故の深刻さを目の当たりにしながらも政府や電力会社は原発の再稼働を急ぎ、新たな原発の建設や輸出さえも画策している。各地の原発再稼働を絶対に阻止する闘いを強め、すべての原発の廃炉を勝ち取ろう。


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.