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■1・13 山谷 日雇全協が総決起集会開く 被災地・原発労働者との階級的団結促進を訴える 佐藤さん虐殺二十九ヵ年・山岡さん虐殺二十八ヵ年弾劾、一・一三日雇全協総決起集会が、山谷・玉姫公園において開催された。 冒頭司会より、沖日労創設者の嶺井氏が、昨年十二月に逝去されたことが報告され、一分間の黙祷が捧げられた。 つづいて、集会に結集した支援団体からの連帯発言に移る。全国一般全国協からは、被災地支援と除染・原発労働者への被曝強制や、ピンハネ横行に対する日雇労働運動との共同した取り組みの報告がなされた。また、昨年四月、山谷・泪橋交差点付近にて職質を拒否した労働者が、権力に「転び公妨」をデッチあげられ、百三十二日にもわたり不当な拘束を受けたことが、支援者と当該から怒りをもって報告され、裁判傍聴闘争への参加がよびかけられた。 他にも破防法・組対法に反対する共同行動、堅川(たてかわ)公園行政代執行抗議被弾圧者、争議団連絡会議、差別・排外主義に反対する連絡会、渋谷のじれんなどからの連帯発言がつづいた。 最後に、日雇全協に結集する各寄せ場当該団体などからの決意表明がなされた。釜日労、笹島越冬実、寿日労、山谷争議団が、九連休の長期戦となった一三~一四越年・越冬闘争の取り組みの報告と、全国においてますます強化される野宿者追い出し攻撃への対決、そして反失業闘争の強化、日帝―安倍政権の戦争国家化との対決などを訴えていった。 集会終了後、大量の機動隊・公安の重弾圧を打ち破る、山谷一周の戦闘的デモがたたかわれた。解散地点付近では、機動隊による不当なデモ規制があったが、部隊はこれを実力で粉砕し、一人の逮捕者も出すことなく勝利的にデモを貫徹した。最後に全体で「団結ガンバロー」を唱和し、この日のたたかいを締めくくった。 原発震災避難者が置かれている過酷な状況。また、多くの被災労働者が、生きていくためには被曝労働を選択せざるを得ないという現実がある。 これは日雇・野宿など流動的下層労働者が背負わされてきた歴史と同一である。日帝政府・ブルジョアジーによる構造的差別=「棄民化」政策の結果に他ならない。 だからこそ、被災地・原発労働者と寄せ場・野宿労働者が階級的な団結を促進し、ともに日帝ブルジョアジーの強制する「棄民化」を打ち破っていくという寄せ場労働運動の路線的提起と実践は、新たな階級闘争構造の建設をめざすわれわれにとっても同様に、重要な路線的課題だといえる。 すでに、本闘争の発言においても、除染・原発労働者の統一要求をもっての被曝労働者春闘の取り組みなどが提起されており、われわれは、こういった新たな試みとの連帯・結合を追求していかなければならないであろう。 また、二〇年東京オリンピック開催を理由とした再開発と、それに伴う都内各地での野宿者排除の動きも強まっている。年末には渋谷・宮下公園越冬闘争に対して、渋谷区・警察権力一体となった暴力的排除が強行されたことが集会にて報告された。今後ますます強化される治安管理=人民監視や排除攻撃に抗するたたかいにも取り組んでいかなければならない。 |
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