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     11・21 東京

   秘密保護法反対掲げ1万人

   
安倍政権に怒りの声  日比谷野音
  
 

 
 十一月二十一日に東京・日比谷野外音楽堂で「STOP! 『秘密保護法』11・21大集会」が同実行委主催、日弁連後援で開かれた。
 集会開始前から定員三千人以上の会場は参加者で溢れ、会場外も含めて最後は一万人の参加が報告された。海渡雄一弁護士の主催者あいさつに続き、国会議員、日弁連、学者、労組、市民運動などから同法を強く批判する発言が相次いだ。落合恵子さんは「ふざけるな!」と安倍政権を一喝し、子どもたちの未来を守れと訴えた。
 参加者数があまりに多いため、デモ出発も一時間ほどかかった。デモは国会と銀座の二手に分かれた。
 民衆が知り得ない国家機密はすでに膨大に存在する。特定秘密保護法案は「知ろうとすること自体が罪」という考えに基づいて、反政府的な動きを芽の内から摘み取ってしまおうというファシズム的な無茶苦茶な内容だ。粉砕あるのみだ。
 デモは延々と続く。その中で「民主主義を守れ」というコールがあった。これには腹が立った。守るべき民主主義が一体日本のどこにあるというのだ。朝鮮学校の高校無償化からの排除一つとっても、安倍政権の反動政策のごり押しぶりを見ても、民主主義はブルジョア独裁のおぞましさを隠すヒビだらけの仮面に過ぎないではないか。安倍政権打倒こそ求められているのだ。
 十一月二十六日には同法が衆議院を強行通過した。米国の反戦運動団体アンサー連合の仲間とともに国会前の緊急抗議行動に参加し、弾劾の声を上げた。
 現代の治安維持法である特定秘密法案を粉砕せよ!



 

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