|
■11・4 東京 反戦闘争実が戦争国家化阻止掲げ集会・デモ 防衛省抗議も闘う 十一月四日、「安倍政権打倒 11・4反戦行動」が有事立法―改憲阻止 反帝国際連帯 反戦闘争実行委員会(反戦闘争実)の主催でたたかいぬかれた。国会において、特定秘密保護法案、国家安全保障会議設置法案が上程されている中で、日帝―安倍政権による戦争国家化を阻止するたたかいとして取り組まれた。 午前中に、防衛省抗議行動に決起し、午後は渋谷の神宮前区民会館において集会をかちとり、集会後は渋谷デモで労働者階級人民に反戦反基地を訴えた。 ●防衛省抗議行動に決起 小雨が降り肌寒い中、反戦闘争実のたたかう仲間たちは、米軍との軍事一体化と戦争体制へと突き進む安倍政権と自衛隊に対する怒りをたぎらせ、防衛省正門前に結集した。 午前十時半すぎ、司会のあいさで抗議行動が開始された。労働運動活動者評議会、派兵反対実行委員会、アジア共同行動首都圏それぞれから、抗議とたたかう決意表明がおこなわれた。 そして、労働運動活動者評議会、派兵反対実行委員会それぞれが用意した抗議申し入れ書を読み上げ、防衛省職員に手交した。 最後に、参加者全員で防衛省に向けた抗議のシュプレヒコールをあげて、抗議行動を終えた。 ●安倍政権打倒! 集会・デモで訴える 同日、渋谷区の神宮前区民会館において、「改憲阻止―国家安全保障会議設置法・特定秘密保護法粉砕、日米安保粉砕―辺野古新基地建設阻止、オスプレイ撤去・配備阻止、シリア軍事介入反対/安倍政権打倒 11・4反戦行動集会」が反戦闘争実の主催で開催された。 会場には、午前中の防衛省行動をたたかいぬいた仲間に加えて、多くの労働者人民が結集した。 午後一時半すぎ、司会のあいさつで集会が開始された。集会の冒頭、反戦闘争実のたたかいを共に担ってきた沖縄文化講座の川音勉さんが八月四日に逝去したことを悼み、集会参加者全員で一分間の黙祷をおこなった。 つづいて集会のメインである、「戦争国家に向けた『国防軍』創設」と題した講演だ。講師は、戦争に協力しない!させない!練馬アクションの池田五律さんだ。池田さんは、国会に上程されている国家安全保障会議設置法案、特定秘密保護法案が「国防軍創設」に向けた法整備と国家機関をつくる攻撃であることをわかりやすくときながら、戦争国家化にむけた動きを徹底批判した。特定秘密保護法案については、「知る権利」を脅かすだけではなく、労働者人民の活動自身を監視(スパイ)することと表裏一体のものであり、反戦運動を弾圧するものであることを明らかにした。国家安全保障会議設置法案に関しては、安倍政権が掲げる「積極的平和主義」にあらわれているように、いちいち国会で自衛隊の海外派兵について論議することなく、すぐに自衛隊を派兵し、軍事行動をおこなうことをねらっているのだ。 講演後の質疑応答では、集会参加者から活発に質問意見が出された。 つづいて、連帯アピールが破防法・組対法に反対する共同行動、日韓民衆連帯全国ネットワーク、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、「君が代」不起立の被処分者、経産省前テントひろばそれぞれから、反戦反基地、反原発、日韓民衆連帯、反「日の丸・君が代」のたたかいの報告と決意表明がおこなわれた。 つづいて、反戦闘争実に結集するたたかう団体からの決意表明がおこなわれた。派兵反対実、労働者活動評議会、沖縄文化講座、労働者共闘それぞれから、日帝―安倍政権の戦争国家化攻撃とたたかいぬく決意が明らかにされた。そして、集会の最後に「11・4反戦行動集会決議文」を読み上げ参加者全員の拍手で確認し、シュプレヒコールで集会を締めくくった。 いよいよデモ行進だ。「日米安保粉砕!」「辺野古新基地建設阻止!」「国家安全保障会議設置法粉砕!」「特定秘密保護法粉砕!」―渋谷の街中に反戦闘争実のシュプレヒコールが響き渡る。沿道の労働者・市民の注目を集めるなか、渋谷を一周するデモを貫徹した。 |
当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.