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■10・27 東京 朝霞自衛隊観閲式反対で集会・デモ 十月二十七日、埼玉県新座市、東京都練馬区にまたがる陸上自衛隊・朝霞訓練場で自衛隊観閲式が開かれた。この観閲式に抗議するデモは以前から地域の市民団体や労働組合によって取り組まれてきたが、集団的自衛権の行使、改憲による自衛隊の「国防軍化」が安倍政権によって狙われている今、抗議の意思表示をすることはますます重要だ。 午前十時半、練馬区大泉公園で反対集会が開始されると、主催者を代表して練馬区職労が「NSC(国家安全保障会議)成立に意気込み、国防軍化を狙う安倍政権に危惧を覚える」と冒頭挨拶。続いて、各地の反基地運動団体が発言した。 神奈川県座間から駆けつけた「バスストップから基地ストップの会」、千葉県習志野市の「パトリオットはいらない市民の会」などから自衛隊中央即応集団の増強や日米軍司令部の一体化が進んでいる現実が鋭く突き出された。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは、沖縄へのオスプレイ配備強行に反対し、「『本土復帰』以後の四十一年間に四十五件も米軍機が墜落事故を起こしている」と糾弾した。同時に辺野古の埋立てをとめよう11・9集会への参加を呼びかけた。 集会場の上空を自衛隊戦闘機や輸送機が騒音を撒き散らしながら飛行する中、地元大泉町の住民は「これはまぎれもない軍事パレード。自衛隊は海外に出る武力集団になりつつある。私たちは監視対象になっている」と観閲式そのものに反対した。四人の練馬区議の連帯発言を終え、参加者はデモに出発。爽やかな秋晴れのもと、朝霞基地に向けて住宅地を練り歩くデモをおこなった。 なお観閲式には隊員約四千人、車両約二百四十台、航空機約五十機が参加したという。安倍首相は訓示のなかで「防衛力はその存在だけで抑止力になるといった従来の発想は完全に捨て去ってもらわねばならない」と語り、中国や朝鮮半島への戦争挑発をあらわにした。反戦・反基地闘争の力で安倍政権を打倒しよう。 |
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