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■9・3 千葉 天神峰やぐら裁判 裁判長多見谷を徹底弾劾 九月三日、千葉地裁六〇一号法廷において天神峰やぐら裁判が行われた。 この裁判は、農地法裁判における農地明け渡し請求の中で、反対同盟所有物であるやぐら、看板四つの物件がその対象になるのかどうか、所有権の確認を争う裁判である。 開廷前、傍聴席から、「不当判決を許さないぞ!」「裁判長は農民の命をなんだと思っているのだ!」と次々と怒りの声が上がり、多見谷裁判長は裁判が始まってもいないのに「発言禁止」などの制動をかけてくる始末だ。前回の農地法裁判判決の時は「勝訴」を見越して来なかった空港会社側代理人が二人とも参加している。 裁判冒頭、反対同盟顧問弁護団から七月二十九日農地法裁判における不当判決について意見が述べられた。「空港会社の主張をそのまま鵜呑みにしただけでなく、弁論で言っていないことまで判決に付け加えている」「農地法裁判ではビデオリンク方式で証人尋問が行われ、こちらが主張する弁論再開も認めない」「空港会社と一体の腐敗裁判、国策裁判だ。いいかげんな裁判をするな!」と多見谷裁判長に怒りをぶつけた。 大口弁護士から「これまでの経緯において、強制的な手段は取らないとしてきたのにも関わらず、判決文では全く違う」と意見を述べていた途中で、多見谷裁判長は「別の裁判についての発言はやめてください。次回期日は……」と一方的に大口弁護士の発言を遮り、次回期日を決め、閉廷させた。 閉廷後も、傍聴席には多くの参加者が残り、多見谷裁判長に対して怒りの糾弾が行われた。 裁判後の報告集会では、弁護団からは、七月二十九日の農地法裁判不当判決は空港会社の主張を丸写しする手抜きであり、これまでの経緯を多見谷裁判長はさらに押し出す形で判決を作り上げた、と発言が行われた。また、耕作権裁判で裁判長を務めていた白石裁判長が東京地裁に転属になったと報告があった。東京地裁から千葉地裁に新たに裁判官が赴任してくるようだ。 萩原進事務局次長からは「成田市が成人式を成田空港内でやるようだ。行政、自治体も巻き込まなければならない状況になっている。第二、第三の闘いを続けていこう」と訴えた。 十月二十日、三里塚全国総決起集会が行われる。市東さん農地強奪を絶対に許さない闘いを全国の仲間とともに総力で闘っていこう! |
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