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■6・16 東京 AWC首都圏が集会・デモ 韓国の労組・民主団体と交流 六月十六日、東京・渋谷区勤労福祉会館において「新自由主義と戦争に反対する6・16日韓労働者連帯集会」がアジア共同行動(AWC)首都圏の主催で開催された。 会場には、首都圏各地域からアジア共同行動をとりくむ労働者・学生・市民が結集し、韓国からは、アルバイト連帯、仁川人間連帯の仲間を迎えて集会・デモがかちとられた。 午後一時半すぎ、司会のAWC日本連全国幹事の遠藤良子さんによるあいさつで集会が開始された。はじめに、AWC九州・山口の豊田幸治さんの逝去を悼み参加者全員で一分間の黙祷をおこなった。 主催者あいさつに、AWC日本連共同代表の鴨居さんが立った。鴨居さんは、領土拡張主義と排外主義を煽動し、日米軍事同盟の強化を進める安倍政権は、「海外では右翼政権と規定されている」と批判。さらには、アベノミクスと喧伝されている経済成長の方策は、大資本にどんどん資金を注入する一方で、労働者階級人民に対しては、消費税増税と社会保障費の削減など、今以上に搾取を強化していく経済政策であると暴露弾劾した。そして、「安倍政権を追い込み、新自由主義を打ち破ろう」と訴えた。 つづいて、AWC首都圏の仲間から台湾CCBの報告がパワーポイントを使って行なわれた。 つぎに、韓国からの報告だ。 はじめに、AWC韓国委員会および左派労働者会代表のホ・ヨングさんが報告に立った。韓国情勢報告と題して、パク・クネ政権下の政治情勢、経済状況、朝鮮半島状況の大きく三つにわたって報告した。 つづいて、仁川人間連帯の方たち六人が自己紹介をふくめた発言をした。 アルバイト連帯の方は、アルバイト連帯は今年の一月に結成された団体で、最低賃金一万ウォン(約千円)と労働時間短縮を訴えて活動していることを紹介した。 つぎに、日本からの報告と題して、神奈川県央ユニオン委員長の檜鼻達実さんが神奈川での反基地運動について報告した。 さらに、首都圏の青年が介護労働者の組合運動の状況を報告した。 休憩をはさんで、韓国報告、日本報告それぞれに対する質疑・討論がおこなわれた。歴史問題、橋下暴言、韓国でのセーフティーネット、原発問題、障害者解放など、多岐にわたる質問・意見がだされ、時間が足りないほどであった。 集会の最後に、集会決議を参加者全員の拍手で確認し、団結ガンバローで締めくくった。 いよいよデモ行進だ。韓国の仁川人間連帯が集会参加者に連帯のお土産として、赤いタオルと缶バッチを手渡し、デモ参加者はそれを身に着けてデモに出発した。AWC首都圏のデモ隊列は、反戦、新自由主義反対、アジア連帯を渋谷の沿道を行き交う労働者市民に訴え、デモ行進を貫徹した。 |
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