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     4月19日 大阪

   岩国連帯・関西集会開かれる
    


 

 四月十九日、岩国連帯・関西集会がエル・おおさかで開催された。
 集会に先だって、2013岩国・労働者反戦交流集会実行委員会の結成会議が行なわれた。岩国・労働者反戦交流集会実行委員会は、毎年、岩国現地での労働者反戦交流集会の開催を焦点としながら、労働運動の中から岩国の反基地運動への連帯をつくるために、一年毎に実行委員会を結成している。今年の呼びかけ人・賛同人は第一次集約で七十五名。九月末まで拡大を呼びかけ、十一月予定の岩国現地での集会を準備するとともに、日常的な連帯活動にも取り組む。
 結成会議では、東京と九州の呼びかけ人からメッセージが紹介され、今年の活動の大枠と体制が提案された。今後、十一月集会の企画づくり、基調作成と各地での検討、その過程を通して、できるかぎり岩国現地と直接繋がるように活動を組み立てて行くことが、確認された。
 労働者実行員の結成会議のあと、続いて、「岩国連帯・関西集会」が開催された。
 オスプレイ配備・訓練反対!辺野古新基地建設やめろ!岩国・米軍住宅建設反対!を掲げて開催された集会は、参加者約七十名。
 主催者挨拶に立った労働者実行委員会代表の垣沼陽輔さんは、昨年六月に労働者実行委で岩国にフィールドワークに訪れたその時が、岩国基地へのオスプレイ搬入のために神風防衛政務次官が岩国市と山口県に要請に来る日にあたり、急きょ抗議行動に参加したことにふれながら、安倍政権のもとで急速に強まる戦争準備と闘う労働者の運動を拡大しようと呼びかけた。
 続いて、「オスプレイ配備・訓練反対!辺野古新基地建設やめろ!全国キャラバン」の報告が全日建連帯労組の西山直洋さんから行なわれた。「中国・四国・九州と米軍の低空飛行訓練ルートの各自治体に申入れをしながらのキャラバンは、各自治体の温度差がはっきりとわかり、今後の取り組みに向けて、各地の運動を結び付ける重要な活動だと実感できた」と語った。
 岩国現地からは、ビデオメッセージで「愛宕山見守りのつどい」の様子や、現地で反基地を闘う住民のメッセージなど、現地の闘いの様子が良くわかる内容だった。長期にわたる闘いの中で、様々な苦労や悩みを抱えながら、諦めずに闘う姿は感動的だった。
 集会の後半には、各運動団体からのアピールや呼びかけが行われた。「辺野古に絶対基地を作らせない大阪行動」からは、「毎週の署名情宣活動について、辺野古でおじい、おばぁが毎日座り込んで闘っていることを思えば、週一回の署名情宣が継続できないわけがない。勝利するまで頑張る」と強い決意が語られた。大阪全労協青年部の有志からは、八月に岩国現地へフィールドワークに訪れて、若者の中から反基地の運動を作っていくという決意が述べられた。アジア共同行動・日本連からは、京都府の経ヶ岬に作られようとしている関西初の米軍基地―Xバンドレーダー基地建設に反対する闘い、若者を中心に岩国基地強化反対の署名活動を強化していく取り組みなどが報告され、今年二月に台湾で開催されたAWCの国際会議でも確認されたように、アジアの労働者民衆の共同の力で、アジアから米軍基地の総撤収を実現していこうと呼びかけられた。
 最期に、山口から参加した労働者実の事務局メンバーが、一の日の「愛宕山見守りのつどい」や裁判闘争への傍聴支援、のぼり旗キャンペーンや缶バッジなどの財政支援、署名活動など、多様な方法で岩国の米軍基地強化反対の運動を強めていこうと、行動提起を行なった。
 安倍政権の排外主義、戦争準備、改憲策動と闘う労働者の反戦運動の強化を全力で実現しよう。


 

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