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     3月27日 千葉

   行政訴訟・農地法裁判最終弁論

   
裁判長・多見谷の拙速審理を指弾
    


 
 三月二十七日、反対同盟が呼びかけた千葉市内デモ・千葉地裁包囲行動が取り組まれた。
 この日、多見谷が裁判長である農地法・行政訴訟の最終弁論がおこなわれた。六年にわたる市東さんの農地法裁判・行政訴訟を通じて、空港会社の不実、不合理が明らかとなった。絶対に市東さんの畑を奪うことは許さない決意をもって、反対同盟と駆けつけた支援は、一日を通して、デモや裁判所包囲行動、リレートーク、ビラまき情宣に取り組んだ。
 小雨が降るなか、十時半に千葉中央公園に結集した反対同盟と駆けつけた支援は、まず「農地を守り抜くぞ」「不当判決を許さないぞ」とシュプレヒコールを上げ、萩原富夫さんによる司会のもとで集会を開始した。
 まず北原さんがマイクを握り「国策裁判として、多見谷裁判長は不当判決を下すだろう。しかし、市東さんには農民として生きる権利がある。市東さんの農地を守り抜くために我々は闘いぬく」と周囲を行きかう人々に訴えた。つづいて駆けつけた人々の連帯発言として、動労千葉や関西住民、市東さんの農地を守る沖縄の会から発言が行われた。統一委員会の同志は、「不当な提訴から六年間たたかい続ける中で明らかとなったのは、成田空港会社による数々の不法行為だ」として、不当判決を許さず反対同盟とともに闘いぬく決意を明らかにした。最後に萩原富夫さんがマイクを握り、「市東さんは、第三誘導路の供用によって、ひどい生活破壊を受けている。それでも、天神峰で農民として生きていくと決めている。多見谷裁判長は、この市東さんに対して、畑を明け渡せと言うのか。まったく許すことはできない」と拙速裁判で結審へと突き進む千葉地裁への怒りを表明した。
 そして、再びシュプレヒコールを上げて、デモに出発した。デモ隊は千葉地裁をはじめ、千葉県庁や千葉駅頭などで、空港会社の不当性を訴え、千葉地裁による不当判決を許さない決意を示した。
 デモを終えた部隊は千葉地裁へ移動し、裁判所包囲行動に移っていった。包囲行動では、裁判長・多見谷の拙速審議を指弾し、不当判決を許さないシュプレヒコールを千葉地裁に向けて叩きつけた。そして午後から始まる裁判傍聴闘争、それと並行して取り組まれる街頭宣伝行動に移っていった。



 

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