共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     3月5~8日 山口

   オスプレイ低空飛行訓練、夜間飛行訓練強行弾劾

   
岩国で緊急連続行動
    





 三月六日から八日にかけて、普天間基地に配備されたオスプレイ三機が、市民の反対の声を踏みにじり岩国基地を拠点に低空飛行訓練を強行した。七日には夜間飛行訓練も強行した。二月二十八日、小野寺防衛相が九州ルートでの訓練を明らかにし、訓練前日の三月五日に四国~和歌山ルートへと変更するという市民に対応する時間を作らせない一方的な訓練強行だった。しかも岩国市議会開催中であり、市議会議員が動きにくい時期だ。
 しかし岩国には、昨年七月から十月にかけて市民が共闘してきた実績がある。三月五日は午前中に対市交渉、午後に岩国市役所前で集会、夕方からは岩国福祉会館で集会。六日から八日にかけては基地周辺で監視活動と、岩国では四日間にわたって、終日緊急行動が取り組まれた。昨年九月の市民集会実行委が呼びかけた行動だ。
 「オスプレイの低空飛行訓練に反対する3・5市民の集い」には、二日前に決まった平日の集会にも関わらず、昼間約九十名、夕方約六十名の市民が集まった。飛行ルートにあたる広島や岡山、九州、そしてこの間秋の岩国集会に参加している関西の仲間も駆けつけ、各氏から発言があった。オスプレイに反対するネットワークが徐々に形成されつつある。
 集会では、集会実行委員長の河井さんをはじめ、各氏が沖縄との連帯を訴えた。保守革新を超えた「オール沖縄」の基地の整理縮小、辺野古新基地建設反対を求める声にどうこたえるのか。沖縄の飛行訓練は黙認し、岩国や「本土」での飛行訓練にだけ反対することはできない。沖縄の運動とつながり、日本各地とつながり、オスプレイをアメリカに追い返そうと、参加者全員で決意を新たにした。
 「愛宕山を守る会」の天野事務局長は、オスプレイは操縦が複雑で構造上欠陥がある危険な機種であること、岩国だけでなく、訓練が予定されている各地でも不安の声が広がっていることを指摘。訓練に先立つ合意事項を守る意思もない米軍と、米政府のいいなりの日本政府へ弾劾の声を上げた。
 市役所前での集会の最後には、オスプレイの飛行高度を確認するため風船を飛ばし、「オスプレイ反対の声、全国に届け」と叫んだ。
 訓練期間中の三日間は、一日ごとに責任団体を交代し監視行動に取り組み、反対の声をぶつけた。
 二日目の夜間には、岩国に配備されている戦闘機の離発着の合間を縫ってオスプレイが離陸しては発着するという危険極まりない訓練をしていた。
 この同じ滑走路から、昨年開港した岩国錦帯橋空港の民間機も飛び立っているのだ。「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の大川代表が「民間機が飛んでる中を危険なオスプレイを飛ばすのは、私達住民の命よりも軍事が優先されることを如実に表している」と指摘しているとおり、日米安保―日米地位協定に守られた米軍の横暴を許すことはできない。沖縄と連帯し、日米両政府を全国のオスプレイ反対の声で包囲しよう。



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.