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■3~4月 全国 共産同(統一委員会)政治集会全国で成功 ■3・17 首都圏 2013年を闘い抜く闘争方針を確認 共産主義者同盟(統一委員会)は、二〇一三年中央政治集会をかちとった。三月十七日、東京都内で同志、党友、そして労働者、学生ら大衆の結集をもって集会は打ち抜かれたのだ。 集会は、司会より本集会の成功をかちとっていく意義を明らかにして戦闘的に始まった。 まず、諸戦線の闘う人士からの発言だ。 三里塚芝山連合空港反対同盟・事務局次長の萩原進さんは、社会情勢から「民衆の怒りを根底的にとらえかえし、ていねいに呼びかけていく。たたかえば勝てるんだと確信を持てば、フクシマ、沖縄のたたかいの方向性が見えてくる」として、市東さんの農地強奪との闘いを全人民の課題にして三里塚闘争の中で爆発させていくと明らかにし、3・24全国集会に前回の倍以上の結集を実現させたいと訴えた。 神奈川からは反基地運動を担っている方が、沖縄に基地を押し付けていく政治に対して、神奈川で沖縄の闘いに呼応しオスプレイ来るなと運動を進めていること、労働運動が厳しい状況の中で結集を実現していくことなどを報告した。 沖縄からは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの方が、オスプレイの低空飛行訓練が始まったことに「声を上げないとダメ、全国の力を合わせよう」と述べ、辺野古新基地建設の埋め立て申請に対するたたかいをはじめ高江ヘリパッド建設、与那国の自衛隊配備の状況報告をした。 弁護士の遠藤憲一さんは、市東さんの農地強奪裁判に対して「渾身の最終書面を作成しているところ。デタラメな実態が毎回暴露されてきた」と最終弁論への決意を明らかにし、反原発を闘う経産省前テントの仮処分や大阪での不当逮捕、労働者への理由なき首切り、盗聴などに対して批判し闘っていくことを明らかにした。 アジア共同行動・日本連絡会議からは共同代表の鴨居さんが、本年三月のアジア共同行動・日本連総会とCCB会議について報告し、日米の軍事強化によってアジア地域が危機的な状況にあるとし、断固として闘いぬいていくことを表明して、AWCへの支援を求めた。 さらに、フィリピン、台湾、そして沖縄労共闘から寄せられたメッセージも紹介された。 まさしく階級闘争、革命運動における、わが統一委員会の責務が明らかとなる発言とメッセージだ。 ここで政治局より基調が提起された。 国内外の情勢から、まずもって戦争と排外主義と対決する政治闘争を前進させること、そのために労働者階級・人民の反撃と拠点建設、プロレタリア国際主義貫く大衆運動の構築を打ち出し、革命的労働者党建設の飛躍的前進をかちとっていくことを、力強く確信をもって訴えた。会場からも「ヨシッ!」などと声が発せられ、拍手で確認された。 つづいて首都圏労働運動指導委員会が首都圏労働運動について報告をした。 若年労働者の劣悪な状況、職場組合つぶし、労働条件の劣悪化、自治体・交通労働者への賃下げ、教育労働者への反動的な政策等々について明らかにし、労働者階級が闘うことが問われていること、労働者階級総体を組織化しなければならないと、まさしく闘いの中で問われている課題を示し、戦争への道ではなく、労働者解放への道、総資本に対する総労働の道をすすもうと闘う決意を示した。 諸戦線の先頭で闘う同志の決意表明では、日本反帝戦線・三里塚現闘団、統一委員会・行動隊、首都圏労共闘、共産主義青年同盟・学生班協議会の四団体から統一委の政治活動を推し進める確信をもった発言が行われ、会場からは同志的信頼にあふれる温かい拍手で応えた。 集会はスローガンを採択し、インターナショナルを唱和し、確信と団結を深める場となって成功のうちに終えた。 ■3・31 九州・山口 岩国闘争勝利、三里塚闘争勝利、二つの特別アピール 三月三十一日、北九州市において九州・山口地方委員会は共産主義者同盟(統一委員会)政治集会を開催した。AWCや労働組合、市民運動でともに闘う多くの同志・友人が一堂に会し、日帝―安倍右翼反動政権を打倒し、労働者人民、被差別大衆の解放を実現することを誓いあった。 まず、司会より一昨年来の東日本大震災の災禍と東京電力福島第一原発事故により多くの労働者人民が今も被害を受け続けていること、そして日帝-安倍右翼反動政権の登場で今まで以上に搾取・抑圧の強化と戦争攻撃が強まっていること、これと真っ向から対決し労働者人民と共に闘おうとの提起があった。 連帯あいさつでは、AWC日本連共同代表の白松哲夫さんが「日帝―安倍政権は、過去の侵略戦争を美化・肯定し、領土拡張主義を前面に押し立てているが、この政権に未来は無い。今、日本の民衆がすべきことは、過去のアジア侵略戦争の戦争責任を徹底的に日帝―安倍政権に取らせることだ。そして、沖縄や岩国の民衆と共に米軍基地撤去の闘いを推し進めよう」と話された。続いて、沖縄労共闘と中国台湾労働党からの連帯メッセージが代読された。 若い同志が「基調報告」を読み上げて、二〇一三年の闘う方針を全体で確認した。 続いて、九州・山口地方委員会からの提起を受けた。「二〇一二年の闘いで特筆すべきことは、日帝の全体重をかけた岩国基地大強化とオスプレイの配備及び低空飛行訓練の実施に反対し、岩国現地でAWC日本連の仲間と共に粘り強く闘ったことだ。これは、岩国市民を励まし、これまで以上に共に闘う団結を作り出している。また、労働運動や障害者解放運動、被爆二世解放運動の前進が共産同(統一委員会)の党建設の闘いと連動しながらかちとられている」ことが勝利的に確認された。更に熊本における教科書裁判の闘いや日韓民衆の連帯運動も報告された。最後に、二〇一三年憲法改悪を許さず、参議院選挙を労働者人民の闘う勢力の拡大として位置づけ、反原発運動の更なる高揚や日米安保を揺るがす人民の実力闘争で安倍右翼反動政権を打倒しようと締めくくった。 次は、各団体からの発言だ。 労働戦線の仲間は、「TPP条約反対の闘いは、労働者の権利と労働組合を守る闘いであり、国境を越えた労働者の団結と連帯運動こそが、資本主義の延命策としての新自由主義政策を打ち破る力を持っている。労働者こそが、排外主義を打ち破り断固として反原発運動や反戦・反基地運動に立ち上がろう」と訴えた。 次に、侵略反革命と闘う被爆二世の会からは、被爆者解放運動において、被爆二世自身が核の被害者であることを自覚することの重要性を訴えた上で、上関原発建設に反対する運動やアメリカや朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議して「核と人類は共存できない」と訴えてきたことが報告された。そして核兵器も原発も戦争も差別も無い世界を実現するために、フクシマの被曝者や他の被差別大衆人民に連帯して共に闘うと宣言した。 侵略反革命と闘う障害者青年同盟からは、長期入院していた仲間が地域での自立生活に復帰し、本集会へも参加していることが報告された。こうした障害者解放運動の地平が、ケアプランなどの介護事業に障害者自身の解放運動の営みを認めさせてきていると報告された。今後も、高校生や大学生の解放運動への参加を作り出し、永続的な障害者解放運動の創造を勝ち取っていく決意が明らかにされた。 学生戦線からは、現在の学生の問題意識や就活の場としての大学の変容に切り込み、粘り強く学内サークルを組織し、社会問題への学生の参加を作り出していることが報告された。そして全国の学生運動と連携して、闘うことが提起された。 最後に、今春闘闘争として3・19ストライキ闘争を貫徹した郵政労働者の同志より闘争貫徹の報告を受け、正規・非正規を貫く労働者の団結の必要性と新たな労働運動の発展にむけて全力で闘いぬく決意を受けた。 続いて二つの特別アピールが提案された。まず、山口地区委員会からは本年の岩国闘争勝利に向けたアピールが行われた。同志は、今年はますます、岩国の闘いが重要になっていること。特に七月には、岩国で再度オスプレイ陸揚げが狙われており、オスプレイは事前通告なしに、日常的に岩国に飛来してること。岩国を拠点にした全国での低空飛行訓練に反対しようと訴えた。最後に、愛宕山米軍住宅問題でもごり押しが進められおり、全国各地で岩国連帯運動を作り出し、本年の岩国連帯集会を成功させようと力強く訴え、アピールを締めくくった。 決戦をむかえた三里塚反対同盟の市東さんの農地強奪を阻止しようと元三里塚現闘団の同志よりアピールが行われ、反対同盟・萩原事務局長の連帯メッセージ読み上げられ、決戦にむけた固い意志統一が参加者全員でかちとられた。 最後にスローガンの採択を満場の拍手で確認し、インターナショナルを参加者全員で斉唱し、集会を成功させた。二〇一三年、階級闘争の新たな高揚の実現に向けて、我々は断固闘う! ■4・14 関西 生活破壊と戦争国家化進める安倍右翼反動政権打倒しよう 四月十四日(日)「アジア人民と連帯し、生活破壊と戦争国家化を進める安倍右翼反動政権を打倒しよう!共産主義の復権を!4・14共産同関西政治集会」が開催された。 集会では、連帯メッセージの最初に、小城修一さんから、安倍政権を打倒し、労働者階級の未来のためにともに最後までたたかおうという呼びかけがなされた。 続いて、三里塚芝山連合空港反対同盟・事務局長の萩原進さん、沖縄労共闘、中国台湾労働党、フィリピン民族民主戦線国際局からの各連帯メッセージを受けた。続いて、関生コミュニスト同志会の仲間から連帯発言を受けた。関生コミュニスト同志会の仲間は、関西生コン支部のたたかいを紹介し、敵の攻撃が激しい時こそたたかいにとってはチャンスであり、関西生コン支部は、長期のストライキとこれへの大弾圧を受けながら大幅な賃上げを獲得したことを報告した。同時に、経済闘争と政治闘争の結合こそ必要であること、反安保闘争が決定的に重要であること、政治的諸課題をバラバラで分散したたたかいでなく、政治的な共同のたたかいと統一戦線を大胆に強化し、ともに、たたかうことを訴えた。 連帯発言の後に、基調報告が提起された。基調では、国際国内情勢、さらに、闘争方針と党建設が鮮明に提起された。続いて、関西地方委員会から基調報告に基づいた関西地方における具体的な闘争提起が、労働戦線、政治戦線貫いて、反基地闘争、反原発闘争、日本軍「慰安婦」制度問題、排外主義との闘争、こうした各領域で行われた。また、この間、かけられている不当な弾圧に対するたたかいも提起され、安倍政権と日本維新の会の拠点である関西地方における闘争方針が提起された。安倍政権のより右からの補完物として憲法改悪を真正面から掲げた日本維新の会勢力との闘争は、日本維新の会の拠点地方である大阪・関西でこそ決定的に強化されなければならない。 休憩をはさんで、後半では、各戦線各地区からの報告と発言が行われた。労働運動を代表して、関西における階級的労働運動の前進を組織していくことが提起された。また、介護戦線における労組組織化をめぐる報告と提起が詳細になされた。介護労働者の組織化を推進する同志からの資料提起を伴う報告がなされた。続いて、学生戦線、青年戦線、女性解放運動戦線それぞれからの報告と発言がなされた。学生戦線の同志からは、学園におけるたたかいが報告された。青年戦線の同志は、今日の資本主義の矛盾を集中させられている若者を組織することの誇りと意義について述べ、岩国署名運動などを組織する若者の街頭運動を先頭でたたかうとの決意の表明を行った。また、女性解放戦線からは、日本軍「慰安婦」制度問題をめぐって敵意をむき出しにする安倍政権に対する怒りと闘争への決起が呼びかけられた。さらに、京都地区と福山からの地区発言が行われた。福山地区の同志からは、日本軍「慰安婦」制度問題での福山におけるとりくみの報告と安倍政権とのたたかいが提起された。京都地区の同志からは、拠点地方におけるたたかいを現状に満足せずに不断に改革しつつ前進させるという決意表明がなされた。司会からのまとめと集会スローガンを確認し、シュプレヒコールをもって集会は終了した。 関西政治集会は、安倍右翼反動政権と日本維新の会に対する真っ向からの闘争宣言を発した。また、こうしたたたかいを通して、共産主義運動の復権を推し進めることが宣言された。特に、全戦線で若き共産主義者が党建設の先頭にたってたたかっていることを内外に示す集会となった。関西政治集会の成功をうけ、今春闘争に突入することに参加者全員が決意を新たにしたといえよう。 |
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