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     2・3 大阪

   関西大弾圧はね返そう全国集会

      
反原発運動に対する弾圧に抗し1000人が結集
    
  


 
 二月三日(日)午後一時から大阪城公園野外音楽堂において、「なんで逮捕やねん?ほんまのこと言うたらアカンのか!関西大弾圧はね返そう!2・3全国集会」が開催された。主催は同全国集会実行委員会で、協賛が反弾圧ネットワーク、関西大弾圧救援会、関西大弾圧救援会○東京の会の三団体であった。この集会には、関西を中心に東京などからの参加を含めて千人以上が結集した。昨年秋からの関西の反原発運動・ガレキ焼却反対運動に対する大弾圧では十一人が逮捕され、この集会の段階でもなお六人が獄中に拘束されている。このような関西大弾圧を徹底して弾劾し、六人の仲間を奪い返そうという熱気のなかで集会は開始された。
 集会の第Ⅰ部では、長谷川羽衣子さん(放射能に反対する市民を支援する会)と西山直洋さん(反弾圧ネットワーク/連帯労組関西生コン支部)からの司会のあいさつに続いて、まず関西大弾圧弁護団の永嶋靖久弁護士が一連の弾圧についての報告を行なった。永嶋弁護士は、誰をいつどこで逮捕するのか権力は恣意的に決めるのであり、絶対に逮捕されない闘い方など存在しない、弾圧によって運動を萎縮させ分断しようとする権力の攻撃をはね返そうと訴えた。続いて東京から参加した鵜飼 哲(一橋大学/「街頭行動の自由を考える」実行委員会/関西大弾圧救援会○東京の会)は、関西大弾圧に反対する東京での闘いについて報告した。そして、弾圧を受けた闘い方がどうだったのかを議論するのではなく、どのような弾圧とも闘わねばならないこと、権力による運動の分断を許さず、闘う者をひとつにするような弾圧との闘いを組織すること、反弾圧の広範な統一戦線をつくりだし、獄中の六人の仲間を取り戻そうと提起した。次に、十二・九弾圧の当該である阪南大学教員の下地真樹さんが発言を行なった。下地さんは、まず震災ガレキの焼却は復興支援にはならず、安全性を信頼することはできない、「被災者をおもんばかれ」などの言論抑圧を許さないと、橋下市長が強権的に推進するガレキ焼却を厳しく批判した。そして、イヤなことはイヤだと声をあげよう、それは声をあげることすら難しい被災者を励ますことにもなる、弾圧によって誰も黙らせることはできないと訴えた。下地さんの救援のために憲法学者の共同声明をだした石川裕一郎さん(聖学院大学)と石橋学さん(龍谷大学)の発言、関西大弾圧弁護団の太田健義弁護士の発言に続いて、飛び入りで俳優の山本太郎さんが発言を行なった。
 集会の第Ⅱ部となる趙博さんと「はちようび」のバンド演奏・歌をはさんで、集会は第Ⅲ部に移った。最初に特別アピールとして、服部良一さん(前衆議院議員)と園良太さん(堅川弾圧当該/関西大弾圧救援会○東京の会)が発言を行なった。それに続いて、リレートークとして弾圧された当該やそれぞれの弾圧の救援会、釜ケ崎の二団体、経産省前テントひろばからの参加者、朝鮮学校の保護者、連帯労組関生支部や自立労連などの労組関係などからの発言が行なわれた。関生支部の労働者は労働争議への不当な弾圧を弾劾し、自立労連の発言者は十一月十四日の「旅行業法違反」での事務所の強制捜査、公務執行妨害での不当逮捕を厳しく批判した。最後に集会決議が採択され、大阪市役所前までのデモに出発した。デモでは下地真樹さんや山本太郎さんが街宣カーのマイクを握り、権力とりわけ大阪府警公安三課を激しく弾劾するアピールやシュプレヒコールを行なった。
 大阪府警公安三課による弾圧は、まったく不当でむちゃくちゃなものである。こんな弾圧を絶対に許すことはできない。反弾圧の闘いをさらに大きく発展させ、なお獄中に拘束されている六人の仲間を奪い返していこう。



 

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