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■11・17-18 沖縄 「海づくり大会」弾劾 弾圧態勢うち破り天皇沖縄上陸反対の現地闘争 十一月十七・十八日、沖縄・糸満において開催された「日本復帰四十年記念行事」である「全国豊かな海づくり大会」への天皇出席に反対する現地闘争が、「海づくり大会への天皇出席反対! アクション」(「反対アクション」と略)を中心に取り組まれ、アジア共同行動も東京と京都から参加し共に闘った。全国から三千名の機動隊が警備に動員される弾圧体制の下で二日間にわたった現地での取り組みを報告する。 十七日は、十五時半に国際通りの牧志公園に結集し、三十分の集会を行い「県」庁広場までのデモを行った。集会では、「反対アクション」の金城実さんが、一九四七年の昭和天皇による沖縄メッセージによって、日本帝国主義が米軍政の下へ沖縄を差し出し米帝へと取り入って生き残りを図ろうとした事実を暴露し弾劾した。天皇はヒロヒトからアキヒトへ替わったが、沖縄戦を強制し、沖縄を米軍の差別軍事支配の下に売り渡した天皇制がなした犯罪は何ら変ることがないのだ。 天気はあいにくの雨であったが、牧志公園には百五十名近い参加者があった。主催者によれば、天皇も代替わりし「海づくり大会」への天皇出席が大宣伝され、さらにオスプレイの普天間配備を許さないゲート占拠闘争が激しく闘われていることもあり、反対運動がやりにくい状況があったそうだが、多くの結集をかちとった。集会後、参加者は国際通りを元気よくデモをした。 デモのあとは、「反戦反天皇制労働者ネットワーク」の呼びかける「沖縄・日本民衆交流の夕べ―いま、何が問われているのか」に参加した。沖縄側から三名、「本土」側から二名の発言者が、それぞれ問題提起を行い、それをふまえて全体で討論をするという企画であった。 発言内容は多岐にわたった。オスプレイ配備を許さないゲート占拠闘争の報告や、「海づくり大会への天皇出席反対! アクション」結成の過程の苦労やこれまでの取り組みの報告があった。また、発言者自身の「日の丸・君が代」強制との闘いや反国体闘争を通した天皇制との闘いの経験、職場における政治ストライキの経験などが報告された。時間が足りず全体討論の時間に大幅に食い込む内容豊富さであった。 翌十八日、海づくり大会の会場である糸満市の公園に九時三十分結集。三十分の集会を行い、糸満市内をデモ行進した。この日は晴天に恵まれ、百十名が結集した。デモ中、沿道の子ども達から声援を受けたり、マンションのベランダからデモを見学する人がいるなど、注目を集めていた。 最後に、十七・十八日の集会・デモに対して、大きな「日の丸」の旗を持ち、トラメガで差別用語を吐き散らし、批判にもならない罵声を浴びせてきた在特会を徹底的に弾劾する。在特会は、機動隊の阻止線に守られて、びくびくしながら聞くに堪えない罵声を浴びせかけてきた。このような醜態をさらす在特会は、幸福の科学と同様に、魚釣諸島の「領土問題」を最大限、排外主義の煽動と勢力伸張に利用してている。全国各地で、在特会と幸福の科学の跋扈を粉砕し、これらの極右勢力を社会的に解体しなければならない。 |
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