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     10・30 東京

   日比谷野音で狭山市民集会

   
いまこそ証拠開示と事実調べ・再審開始を!
 
         


 
 十月三十日午後一時から、日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会 『えん罪五十年を許すな! いまこそ証拠開示と事実調べ・再審開始を!』」が開催された。本集会に先立つ十月三日には、第十一回の三者協議会が開催され、事件直後の捜査報告書とスコップ関係三点の証拠が開示された。三者協議の中で、石川さん、弁護団は検察を追い詰めてきているが、検察は証拠開示を小出しにしつつ石川さんの無実、警察・検察の証拠でっち上げが明らかになる証拠に関しては、「不見当」「必要がない」と開示に応じようとしない。
 石川さんはアピールのなかで、三者協議会において裁判所から開示勧告を受けたにも関わらずいまだ証拠開示に応じない検察を強く弾劾し、「来年こそ司法を動かし私の無罪を満天下に明らかにしたい」と再審無罪への決意を語った。弁護団主任の中山弁護人も「来年の春以降大きな山場を迎える」とこの間の新証拠・新鑑定が検察・裁判所を追い詰め、再審開始決定をめぐる攻防が切迫しているという認識を示している。
 事件発生から五十年が経過しようとしている。来年こそ部落差別に基づいた権力犯罪である狭山差別事件を糾弾し、裁判闘争に勝利しよう。石川さんの再審・無罪を勝ち取ろう。

 

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