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■10月 東京 IMF・世銀東京総会粉砕掲げ集会・デモ ■10・12 東京 反戦闘争実、総会会場に肉薄するデモ 十月十二日、有事立法―改憲阻止 反帝国際連帯 反戦闘争実行委員会(以下、反戦闘争実)の主催で、IMF・世界銀行東京年次総会粉砕国際集会が闘いぬかれた。午前中は、総会会場の東京国際フォーラムに肉薄。デモ終了後は、有楽町駅で街頭情宣。夜は、国際集会を開催し、一日を通した闘いを貫徹した。 デモ行進で総会会場に迫る 午前九時半過ぎ、中央区銀座の水谷橋公園に反戦闘争実に結集する闘う仲間が続々と結集し、デモ行進に向けた打ち合わせを開始した。 ブルジョアマスコミは、銀座の商店街が旗振り役となった「IMF歓迎」なる翼賛運動を報道していたが、IMF・世界銀行東京年次総会会場の東京国際フォーラム周辺一帯は、制服警官・機動隊・警察車輛による戒厳体制だ。世界各地で、労働者階級人民がIMF・世銀に対する闘いに決起してきた。このことに恐怖するからこその警備だ。 反戦闘争実は、世界各地で反IMF・世銀を掲げて闘いに決起する労働者人民に連帯する国際闘争として闘うことを意思統一した。三十分の打ち合わせの最後に、参加者全員がシュプレヒコールを上げ、いよいよデモ行進だ。水谷橋公園から銀座を通り、東京国際フォーラムに肉薄。IMF・世銀総会会場に向け参加者全員が、怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。デモの途中、東京電力本店前にさしかかると、「東京電力は、原発事故の責任を取れ」「原発再稼動阻止! 全ての原発を廃炉にしろ」とシュプレヒコールを叩きつけた。そして、日比谷公園までのデモ行進を貫徹した。デモ終了後、有楽町駅の東京国際フォーラム口まで移動し、権力機動隊・公安私服の妨害をはねかえして、一時間にわたる街頭情宣を貫徹した。 海外ゲストとともに国際集会をかちとる 午後六時半、中央区明石町区民会館において「10・12IMF・世界銀行東京年次総会粉砕国際集会」が反戦闘争実の主催で開催された。会場には、昼間の闘争を闘った仲間に加えて、仕事を終えて結集してきた労働者も参加した。 司会のあいさつにつづいて、「10・13IMF・世銀東京総会反対行動実行委員会」から連帯アピールがおこなわれた。「明日は、反原発集会も取り組まれる。反IMF・世銀集会・デモ、反原発集会にも結集しよう」と訴えた。 つぎに、基調報告が提起され、拍手で確認。海外ゲストからの連帯アピールではフィリピンのIBONという民間の研究機関からの発言を受けた。IBONはフィリピンの民衆運動の一部として、さまざまな社会問題について民衆の利害に立った研究・調査活動を進めている。IBONの代表は、世銀は途上国への「開発政策」を名目にかかげているが、実際は市場の自由化を推し進め、世銀の利益を優先している。フィリピンでは、ダム建設の計画のために、住民が強制的に移住させられている実態があるなど、世銀が労働者人民の生活に打撃を与えていることなどを明らかにした。 つづいて、アイヌモシリから連帯発言を受け、フィリピン新民族主義者同盟(BAYAN)、インドネシ文化活動家ネットワーク(JKB)から寄せられた連帯メッセージが代読された。 各団体からの発言では、AWC日本連共同代表の鴨井さんが、国際連帯運動として反IMF・世銀を闘う決意を明らかにし、11・23―24「岩国行動2012」への結集を訴えた。そして、労働者共闘が発言。あすじゃの学生は、「ギリシャの労働者のように闘おう」と呼びかけた。全関東統一組合、山形の農民、沖縄文化講座それぞれから発言を受け、集会の最後に参加者全員で団結ガンバロー三唱をおこない、この日の闘いを終えた。 ■10・13 東京 260人の労働者・市民がIMF・世銀総会弾劾に決起 十月十三日、東京において「IMF・世銀東京総会反対行動」が実行委員会の主催でたたかいぬかれた。二百六十人の労働者市民が参加し、銀座にある水谷橋公園から出発したデモ隊は、総会の会場である東京国際フォーラムに迫るデモを貫徹し、IMF・世銀総会を弾劾する声をたたきつけた。 正午過ぎ、水谷橋公園にデモに参加しようとする人々が集まってきた。主催者がマイクを握り、「IMFと世銀こそが、世界中に新自由主義を押し広げ、労働者人民に対する搾取・抑圧を強めてきた機関であり、この東京総会に反対していく」とこの日の闘争の意義を明らかにした。またこの総会にあわせて、「三つの約束」を表明した日本政府を批判し、「日本の城島財務大臣は、ビルマに対する支援再開を表明しているが、これは経済侵出に他ならない。日本の資本がビルマの農地の買収を進めようとしている。これに対して、ビルマの農民はテントを張って抗議行動を闘っている。住民の生活を破壊する経済侵出に反対していこう」と訴えた。 そして、デモ行進に出発だ。「生存を脅かすIMF・世銀はいらない!原発もいらない!沖縄の米軍基地もいらない!」とシュプレヒコールあげながら東京国際フォーラムに迫り、日比谷公園までのデモを貫徹して、この日の闘争を終えた。 ■10・6 大阪 反戦実がIMF・世銀粉砕掲げ集会・デモ 米総領事館にオスプレイ配備反対叩きつける 十月六日、大阪の中之島公園女性像前で、反戦実主催によるIMF・世銀東京総会に反対する集会が開催された。 集会は、労働者共闘の仲間の司会で始まり、諸団体からの発言を受けた。最初に、AWCの仲間が発言した。AWCの仲間は、戦争と貧困を世界中で拡大するグローバリゼーション推進機関であるIMF・世銀に対するたたかいを訴えるとともに、今回のIMF・世銀総会が東京と仙台で開催されようとしていること、しかも、まったく事実と異なる「復興」の姿を見せ、東京オリンピック誘致へのバネにしたいなどという政府や東京都などの策動があることを徹底的に弾劾した。労働者共闘の仲間や関西単一労組の仲間、そして、反戦反天皇制ネットワークの仲間は、それぞれに、世界各地における反グローバリゼーション闘争のうねりを、日本でも引き継いでたたかう必要があることを訴えた。 続いて、釜ヶ崎パトロールの会や、「君が代」処分者からの発言を受けた。また、阪大人骨問題真相究明する会からの発言を受けた。集会は、十二日、東京におけるたたかいの前段集会としての位置をもった。同時に、IMF・世銀総会に抗議する関西では唯一のたたかいでもあった。集会後、オスプレイ配備に反対し、米総領事館への抗議をたたきつけながら、梅田までのデモを行った。 |
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