共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     8・19 愛媛

   伊方原発の再稼動阻止!

   全国から500名が結集 被爆二世の仲間も発言
 
    


 東京電力福島第一原発事故の収束のめどすらまったく立たない中、野田政権は七月大飯原発の再稼動を強行した。この大飯原発再稼動を突破口に全国の原発再稼動を狙う政府―電力資本に対して「ストップ伊方原発再稼動! とめよう大飯原発 8・19松山行動in愛媛」が松山市内の堀之内公園で闘いとられた。集会は「伊方原発の再稼動を許さない市民ネットワーク☆8・19松山行動in愛媛」による主催で、北海道から九州にいたる全国から五百名が結集した。
 集会は、この間全国で原発再稼動反対、すべての原発の廃炉を求めて闘いぬく福島の女たちからの発言で始まった。発言では「(大飯原発の再稼動を強行した政府に対して)うそとペテンと無責任な政府のやり方は黙っていられない」とその深い怒りを表明するとともに「ノーモアフクシマ」を力強く訴えた。また、元京都大学原子炉実験所講師でこの間原発の危険性を一貫して訴え続けてきた小林圭二氏は、現在の原発の構造的危険性を明らかにし、「われわれがつながることで、再稼動を止めることができる」と全国的な闘いの連携を呼びかけた。折りしも小林氏の発言途中に雷を伴う激しい雨に見舞われ、約四十分ほど集会は中断を余儀なくされた。しかし、集会は、会場内の別の屋内集会場へと場所を移し、再び続行された。集会場では、演壇、通路を含むすべての場所が参加者であふれ、入り切らない人々が会場外からも集会に集中した。屋内集会では「一分間スピーチ」と題し、全国から結集した二十五名の参加者が地元の原発再稼動をめぐる情勢、再稼動阻止にむけた闘いの報告を次々とおこなった。
 今回、この闘いにはAWC九州・山口をはじめ京都、福山からも仲間が結集し、この中から三名が発言に立った。発言ではAWCでともに闘う被爆二世の仲間が、放射能被爆やその影響で苦しんできた両親や自らの経験を踏まえ、福島をはじめとした東北三県のみならず今回の福島原発事故で被曝した全国の人々と連帯し、被曝者差別や障害者差別を許さず、すべての原発を廃炉に追い込むまで闘いぬくという力強いアピールを行い、会場はひと際大きな拍手で包まれた。
 集会後、会場に隣接する県庁にむけデモを行い、伊方原発の再稼動を狙う中村時広知事に対してイエローカードの意味を込めて黄色い布を掲げ、再稼動阻止のシュプレヒコールを参加者全員で叩きつけた。
 今回の集会は、大飯原発の再稼動を突破口に全国の原発の再稼動を狙う野田政権との全面的な対決を宣言するものであり、この間、毎週闘い抜かれている首相官邸包囲行動と結合した闘いとして行われたのである。
 政府は、今秋から来年にかけて伊方原発をはじめ泊、高浜、志賀、玄海原発などの再稼動を狙っている。すでに強行された大飯原発を再びストップさせ、政府、財界・電力資本による再稼動の動きと徹底して闘いぬこう。

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.