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■8・5 東京 沖縄人民の闘いと結合し首都圏集会かちとる オスプレイ配備阻止訴え1000人のデモ 八月五日、東京都千代田区の日本教育会館大ホールにおいて、オスプレイに反対する首都圏集会が、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなどの呼びかけによって開催された。同日開催が予定されていた「十万人沖縄県民大会」が、台風接近のために延期となったが、首都圏集会は断固として開催され、会場を埋め尽くす千人が結集した。 壇上には、「オスプレイ配備反対」と書かれたジュゴンのバルーンと、墜落し機体が壊れていく瞬間をあらわしたオスプレイの模型がかざられている。 午後一時すぎ、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの下地厚さんが開会あいさつをおこない、呼びかけ団体代表挨拶に沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんが立った。大仲さんは、防衛相森本のオスプレイ試乗のパフォーマンスを批判し、「沖縄のたたかいとともにたたかおう」を呼びかけた。 高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)は、「オスプレイは数十回の事故を起こしている。強行配備することが前提としてある。沖縄に犠牲を強いるものであり、沖縄差別だ。原発も同じで、安全を無視している。犠牲のシステムだ」と徹底批判した。 エイサーの演奏がおこなわれ、つづいて、東京沖縄県人会の島袋徹さんが、「米軍普天間飛行場の固定化とオスプレイ配備に反対するアピール」を読み上げた。 ゆんたく高江実行委員会は、白い布地をもちいて、オスプレイがどれほどの大きさかを紹介した。機体の胴体・翼と同じ長さの布地を広げると会場いっぱいになってしまった。そして高江ヘリパッド建設にも反対しようと訴えた。 つづいて、呼びかけ団体のフォーラム・人権・環境から自治労東京の金子さん、藤田榮治さん(厚木基地爆音防止期成同盟委員長、第四次厚木爆音訴訟原告団団長)、花輪伸一さん(JUCON・沖縄のための日米市民ネットワーク)それぞれから、反オスプレイの発言が行われた。 沖縄現地からは、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんと、ヘリ基地反対協議会の安次富浩さんから電話メッセージがおこなわれた。山城さんは、「オスプレイ配備を断念させるために力を合わせよう」と訴えた。安次富さんは、防衛大臣森本がオスプレイに試乗し「非常に快適」と言ったことについて「たかだか三十分程度の試乗で安全なんて言葉を吐く者は信用できない」と徹底批判。そして「十万人沖縄県民大会の成功をかちとり、普天間基地を撤去させ、海にも陸にも基地をつくらせない」と訴えた。 岩国の田村順玄さん(岩国市議、リムピース共同代表)から寄せられたメッセージをAWC日本連共同代表の鴨居さんが代読した。「わたしたちは三日、岩国爆音訴訟団の新たな取り組みとして一計を案じ、オスプレイの飛行差止め・エンジンテストの差止めを求めて岩国地裁に追加提訴を行いました。何としても岩国から、オスプレイを沖縄に送り込むことは阻止しなければなりません」「たたかいはまさにこれからです。必ずオスプレイは岩国からアメリカへ送り返すことを皆さんと実現させましょう」という呼びかけであった。 集会では、オスプレイの危険性を収めたDVD二本が上映された。最後に、団結ガンパローで集会をしめくくり、いよいよデモ行進だ。 真夏の太陽が照りつける中、沖縄のエイサーを先頭に、水道橋までのデモ行進が行われた。 |
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