共産主義者同盟（統一委員会）

■7・16　福岡

　 さよなら原発！福岡集会

　　 3000人が結集、九電本社に向けデモ行進
　　　　　

　福岡市博多区の冷泉公園で、七月十六日「さよなら原発！福岡集会」が開かれた。直前までの豪雨にもかかわらず三千人の人々が結集した。主催は集会実行委員会で、昨年３・11以降反原発集会を積み上げてきた部分がよびかけ、県内外、佐賀県・鹿児島県からも反原発の市民団体や労働団体など幅広い人々の参加があった。アジア共同行動に結集する仲間は目前に迫るオスプレイの岩国基地への搬入阻止を呼びかけるチラシを配った。
　集会では集会実行委員会の挨拶のあと、福島より避難してきた「ママは原発いりません」代表から、原発事故後に放射能の知識がなく子どもを風に当てて被曝させてしまったことへの不安と怒りの発言があった。博多ニワカなどの寸劇も交えながら集会はおこなわれた。鹿児島県知事選に立候補して善戦した反原発鹿児島ネットの候補者からは、「原発を持つ鹿児島県の人二十万人が原発に反対する自分に票を入れてくれた」と報告があった。最後に福島第一原発の収束もできないまま大飯原発の再稼動を強行した政府・電力業界を厳しく批判し、原発のない社会を目指し続けるとの集会宣言が読み上げられた。
　集会後、二つのコースに分かれて、福岡市内中心部をデモ行進した。「原発はいらない」「ここから廃炉」などとシュプレヒコールを上げながら、途中右翼団体や在特会がデモ部隊に挑発行動を行ってきたがこれをはねのけ、九州電力本社までの街頭デモを行ってこの日の行動は終了した。