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     6・18 京都

   AWC京都集会

  
韓国ゲストの講演に活発な質疑応答
   
 




 六月アジア共同行動の一環として、六月十八日、「日韓労働者のさらなる連帯を!6・18アジア共同行動・京都集会」が開催された。
 主催者あいさつに立ったアジア共同行動・京都代表の瀧川順朗さんは、まず野田政権による大飯原発の再稼動決定を弾劾し、このかんの闘いを踏まえて反原発のたたかいにさらに取り組んでいくことを呼びかけた。また、前日に行われた沖縄での五千二百人が参加したオスプレイ配備反対集会に触れつつ、現地住民と連帯して沖縄や岩国へのオスプレイ配備策動など沖縄・日本「本土」での米軍基地強化策動に反対しようと訴えた。
 これに続いて、済州海軍基地建設阻止闘争への連帯が呼びかけられた。住民の四分の一人々が不当に逮捕・拘束され、外国人平和活動家への入国禁止措置が拡大するなど、緊迫した状況が続く済州島海軍基地基地建設阻止闘争に関して、アジア共同行動日本連として韓国領事館抗議行動を継続していること、今後も現地への連帯派遣を続けることなどが報告された。
 この日の集会の中心は、韓国から来日したAWC韓国委員会代表で四月末に結成された韓国の労働運動活動家組織である左派労働者会の常任代表であるホ・ヨングさんによる講演である。ホ・ヨングさんは、十二月大統領選挙に向かう韓国の政治状況、韓国民主労組運動の現在、済州海軍基地建設の意味など、韓国の政治と民衆運動の現況に関する包括的な報告をおこなった。
 質疑応答では、「非正規労働者の組織化の状況について、そのための特別の努力の有無」「韓国における新自由主義の特質をどのように捉えるべきか」「韓国における複数労組制の施行はどのような影響をもたらしているのか」「韓国における現下の全国的焦点である労働争議とは」「どのような角度から韓米FTAに反対する見地を労働者に提起し、大きな動員を勝ち取ってきたのか」などの様々な、そして日々の活動と密着した質問が出された。
 新自由主義と戦争・基地に抗する日韓労働者民衆の連帯と共同闘争は、現下のアジア・世界の情勢のなかで、ますます重要なものになっている。今回の取り組みを機会にこの闘いをさらに強めていく決意だ。


 

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