共産主義者同盟（統一委員会）

■５・15　東京

　 復帰四十周年記念式典」糾弾！　200名で集会デモ
　

　「本土」東京においても５・15闘争が闘いぬかれた。「復帰四十周年記念式典」糾弾！首相官邸前行動と沖縄「日本復帰」を問う！５・15集会デモだ。主催は、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。
　闘争参加者は午後四時に沖縄コンベンションセンターで強行される「復帰四十周年記念式典」に対して、同時刻に首相官邸前で抗議行動を取り組み、午後六時三十分からは、代々木公園で集会を開き、渋谷駅周辺をデモ行進して、終日、街頭行動へ打って出た。
　首相官邸前の行動には約百十名集まり、沖縄「日本復帰」四十年糾弾！沖縄差別を許さない辺野古新基地建設阻止　高江ヘリパッド建設阻止　オスプレイ配備阻止　与那国自衛隊配備阻止と書かれた大横断幕をかかげ、シュプレヒコールや訴えを繰り返した。また内閣府へ申し入れし、野田総理大臣宛ての抗議文、５・15声明文とのその賛同一覧を手交した。
　沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは、５・15を取り組むに際して、５・15声明を発し賛同を募って参加を呼びかけてきた。声明では、「（前略）今年の５・15闘争はこのような米軍基地、自衛隊基地を巡る緊迫した情勢の下で闘われます。私たちは、復帰四十年の節目の年に、日本政府が力ずくで基地建設を強行し、沖縄をさらなる軍事植民地化として拡大・強化することを絶対に阻止しなければなりません。日本政府による沖縄差別を許さず、沖縄と「本土」の連帯を強化して、共に日米両政府による沖縄の軍事植民地化を打ち破りましょう」と呼びかけ、百八十六の団体・個人の賛同を得たことが報告された。
　夜の集会に態勢は、雨が降り続く中、約二百名が参加した。東恩納琢磨・名護市議会議員が沖縄からかけつけ、名護でのたたかいなどを報告し、沖縄の基地問題の解決のために全国で自分たちの問題として取り組んでほしいと訴えた。
　なお、参加団体の発言の中で、辺野古実を代表してアジア共同行動日本連絡会議も、沖縄と京都、東京で沖縄―「本土」を貫き、たたかいぬいていることなどを報告した。