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■4・20 東京 沖縄差別を許さない! 集会に450名が結集 沖縄の現実と闘いを訴える 沖縄を切り捨てた「4・28」と沖縄反革命的統合「5・15」を前にして、「ガッティンナラン!沖縄差別4・20集会」が四月二十日夜、東京の全電通労働会館ホールで開催された。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックとフォーラム平和・人権・環境との共催によるもの。スローガンには、辺野古、高江、普天間、嘉手納、オスプレイ配備、そして与那国島への自衛隊配備などに関するものが掲げられた。 さらに、集会には嘉手納や普天間の爆音訴訟団をはじめとした全国基地爆音訴訟原告団連絡会のメンバーが、政府要請行動を展開後、合流し、ほぼ満席となる四百五十名が結集した。 発言者には伊波洋一・元宜野湾市長、山城博治・沖縄平和運動センター事務局長、新川秀清・第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団団長、島田善次・第二次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団団長、安次富浩・ヘリ基地反対協議会共同代表、そして国会議員から山内徳信・参議院議員が名を連ねた。 講演した伊波さんは、冒頭「選挙は敗北したが宜野湾市民は普天間基地固定化を認めていない」と強調し、「小学校の入学式が中止になるなど、戦闘機が普天間基地を訓練拠点として離発着を繰り返しているために、爆音はますますすひどくなってきている」「普天間の八年間かけての大規模補修をさせてはならない」などと訴えた。同じく山城さんは、沖縄への相次ぐ基地建設や強化に怒りをあらわにして「座り込みで止める」と力強く表明した。PAC3の沖縄配備の問題については、「戦争さながらの体制で県民を脅迫し、政府や自衛隊に物を言わせない状況を一時的に作り出した」「本当にミサイルが飛んできたら、沖縄は生きられない」と訴えた。 また、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊共同代表は、与那国島への自衛隊配備をめぐる現状を報告し、支援カンパを呼びかけた。 集会は、沖縄の現実と闘いを余すことなく訴え、沖縄人民の根底にある「沖縄差別を許せない」(沖縄語でガッティンナラン)という怒りの迫力で、参加者もともに闘うことを迫る場となった。 |
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