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■12月 沖縄 辺野古アセス評価書提出弾劾! 阻止行動を連日闘いぬく 「本土」でも取り組み展開 「夜襲だー!」。昨年十二月二十八日午前四時頃、真部・沖縄防衛局長自ら出向いた沖縄防衛局は何も書いていない(評価書と思しき!)ダンボール箱を沖縄「県」庁の守衛室に運び込んできた。警戒して近くの車で休んでいた仲間が物音に気づき、すぐさま詰め寄って抗議!真部らはダンボール全部を届けられず退散したのだ。 日帝・防衛省は辺野古新基地建設のための環境アセス評価書を沖縄「県」へ年内に提出するため、沖縄人民を欺いて、まさしく闇討ちをした。満腔の怒りをもって弾劾する! 「普天間基地の県外移設」という全沖縄の訴えに応じることなく、同月二十六日以降にも評価書を提出する動きに対して、沖縄では「基地の県内移設に反対する県民会議」の呼びかけで評価書提出阻止行動を展開した。「県」庁のあらゆる出入口での座り込みはもちろん、提出先の担当課の前にも陣取って、連日たたかいぬいた。国会議員や県議会議員、市町村会議員を先頭に、労働者、市民が全沖縄から約三百名結集しともにたたかいぬいたのだ。 防衛省は、この断固たる沖縄人民の阻止行動に恐れをなし、持参しないで乗り切ろうと郵送に切り替え、二十七日に搬入しようとしたが、囲まれ身動きできず引き返すしかなかった。「県」庁の窓口業務が二十八日までで、日中届けるのは無理であることから、その結果として闇討ちを強行したのであった。 まさしく、沖縄人民の大衆行動が評価書提出を阻止し、防衛省を夜襲へと追い詰め、その反人民性をさらけ出させたのだ。田中前沖縄防衛局長の「犯す前に言うか」という女性差別発言・沖縄差別発言と一体となって、ますます沖縄人民をはじめ「本土」、世界の人民大衆に共感を呼び起こし、辺野古新基地建設に対する怒りを強め、環境アセスの不当性を明らかにさせた。それは米帝へ辺野古新基地建設の非現実性を伝えることにもなった。 さらに、持ち込まれていないダンボール箱の搬入を阻止し、沖縄「県」が受理しないように、ねばり強くたたかいは続いた。その結果、仲井真知事に座り込んでいる大衆の前で、「三十三万票で当選した『県外』との公約を踏まえて対応する」などと釈明させたのだ。この阻止行動は仲井真知事にも沖縄人民の怒りの強さを思い知らせ、辺野古新基地建設反対を貫くしかないことを自覚させることになったのだ。 一方、阻止行動は「本土」の各地にも波及し、防衛省・防衛局や首相官邸前での抗議行動が相次いだ。東京では辺野古への基地建設を許さない実行委員会が十一月二十四日に集会を開催し、防衛省と沖縄県知事へのハガキ運動を呼びかけ、十二月九日、十六日と首相官邸前行動を展開してきた。そして二十六、二十七日には、防衛省前のスタンディングと首相官邸前の抗議行動をおこなった(スタンディングは有志で九日から平日に連日続けた!)。さらに、二十七日の時点でさらに評価書を提出する動きがあることから、急きょ二十八日も沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけで首相官邸前抗議行動をおこなったのだ。 この評価書提出阻止行動の地平で、評価書のデタラメさを徹底追及し、埋め立て申請を許さないたたかいを構築していこう。辺野古新基地建設をはじめとする沖縄基地強化を押し進める日帝・野田政権を全国で徹底弾劾しよう。 |
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