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■6・23 沖縄 「慰霊の日」に国際反戦集会開かれる 三里塚反対同盟の発言かちとる 沖縄戦敗戦「慰霊の日」の六月二十三日、第二十八回国際反戦沖縄集会(主催、同実行委員会)が、「ひめゆりの塔」向かい側からの平和行進をもって開始された。三里塚芝山連合空港反対同盟の赤旗が堂々と青空に翻る中、行進団は意気軒昂として集会場の「魂魄の塔」へ到着した。到着後、全員で沖縄戦犠牲者への黙祷を行い、反戦闘争の勝利を決意した。 昼食休憩後、約二百名の参加者が再結集し国際反戦沖縄集会が開会した。主催者代表あいさつの後、海勢頭豊さんのミニコンサート、反戦地主会の照屋秀伝会長、遺骨収集ボランティアの「ガマフヤー」具志堅隆松代表、反ヤスクニ「合祀ガッティンナラン!」原告団の金城実氏、泡瀬干潟を守る連絡会、辺野古・高江からの報告など今沖縄で闘われているすべての戦線からのアピールがなされた。また、首相・菅の「沖縄全戦没者追悼式」への緊急抗議行動を取り組んだ平和市民連絡会からの報告もなされた。 今集会での圧巻は、言うまでもなく三里塚反対同盟の登場である。反対同盟自身の沖縄大衆集会での発言はきわめて画歴史的な地平である。冒頭、市東さんの農地を守る沖縄の会の安次富浩共同代表から、前日の沖縄三里塚集会の勝利的報告がなされ、また若い世代へ三里塚闘争に連帯していくことが訴えられた。 満を持して反対同盟の萩原進事務局次長が発言に立った。萩原氏は「国策」成田空港建設に反対し、四十五年間にわたって闘い抜いて来た三里塚闘争の歴史を紐解きながら、沖縄―三里塚・福島の闘いを基軸に国家権力と対決する闘いの構築を強く訴えた。また、市東孝雄さんも発言に立ち、沖縄との連帯を強め、三里塚の地で農民として闘いぬいて行く、との決意がのべられた。 参加者も三里塚反対同盟の熱いメッセージに大きな歓声と拍手で応え、国際反戦沖縄集会の新たな歴史を切り開いたことを全体で確認した。 |
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