共産主義者同盟(統一委員会)






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   ■5・29 三里塚

 
現地緊急闘争たたかわれる

 不当逮捕弾劾! 現闘本部守りぬく決意固める




 「高裁井上の不当判決弾劾!」「仮執行宣言を粉砕するぞ!」「不退去罪デッチ上げ不当逮捕弾劾!」三里塚現地に怒りのシュプレヒコールが響きわたる。
 五月二十九日、5・20天神峰現闘本部裁判の不当判決と反対同盟を含む五十人不当逮捕攻撃に反撃する緊急現地闘争が反対同盟の主催でたたかわれた。
 台風の接近により、雨が降りしきる悪天候だったが、全国から百八十五人の労働者人民が決起した。結集場所は、市東さん宅南側の東峰地区の開拓組合道路だ。
 二十日不当逮捕され、二十二日に奪還された反対同盟を先頭に怒りの闘争がたたかわれた。午後一時半過ぎ、司会の鈴木健太郎さんが、五月二十日の不当判決と不当逮捕を弾劾し、「三十八人がいまも獄中にとらわれている。一日も早く奪還しよう」と呼びかけ、デモ行進に先立つ打ち合わせが開始された。
 つづいて、自らも不当逮捕されながらも権力と徹底非妥協でたたかいぬいた北原鉱治事務局長が発言に立った。北原さんは「三里塚闘争を四十五年間たたかいつづけてきた農民の声を聞けと、裁判所に抗議した。そのことに対し老若男女を問わず全員を逮捕するという暴挙をおこなった。こんなことは断じて許せない。権力の側に正当性がまったくないから、このような暴挙にでたのだ。われわれの側に正義がある。獄中の仲間とともにたたかおう」と力強く訴えた。
 結集した諸団体、共闘団体の発言がつぎつぎとかちとられる。発言にたった日本反帝戦線三里塚現闘団の仲間は、天神峰現闘本部に対する仮執行宣言を粉砕し、市東さんと現闘本部を守りぬくと宣言。そして完黙非転向でたたかう獄中の仲間とともに三里塚闘争をたたかいぬく決意を明らかにした。打ち合わせの最後に、参加者全員によるガンバロー三唱をあげ、デモ行進に出発した。
 降りしきる雨を突いて、反対同盟を先頭に「用地内」東峰―天神峰を席巻するデモ行進だ。「仮執行宣言」による天神峰現闘本部破壊を絶対に許さず、市東さんを守りぬく「徹底非妥協・実力闘争」の不屈の決意を権力と空港会社にたたきつけた。
 天神峰現闘本部近くの市東さんの畑までのデモ行進を貫徹した後、萩原進事務局次長がまとめの提起をおこなった。「反動判決後、われわれはただちに抗議行動に決起した。あの抗議行動に決起したことで、敵の攻撃を打ち破った。5・20反動判決を許さず、たたかっていこう。獄中の仲間を奪還し、六月のたたかいへ突き進もう」と訴え、参加者全員の拍手で確認し、闘争を終えた。


 

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