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 ■5・30  大阪

 排外主義を許さない関西集会が成功!




 五月三十日、大阪市扇町公園で、排外主義を許さない5・30関西集会が、千五十名以上の結集で開催された。この集会は、「『在特会』『主権回復を目指す会』らの暴力を許さない街頭行動」として取り組まれ、三月二十八日に京都で開催された朝鮮学校に対する在特会らの襲撃に反対する集会に続くものであった。
 集会では、主催を代表して全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部からの発言を受けた。関西生コン支部は、この間、関西において激化してきた在特会らによるさまざまな暴力的襲撃に対するたたかいの先頭にたってきた。関西生コン支部は、在特会らの差別と排外を絶対に許さずたたかうという力強い決意表明を行なった。
 主催者挨拶に続き、この間、関西各地で在特会や主権回復を目指す会らの襲撃を受けながらたたかっている諸運動・諸団体からの発言を受けた。朝鮮総連大阪、朝鮮学校を支える会・京滋からは、朝鮮学校に対する襲撃、高校授業料無償化からの朝鮮学校排除に抗議することなどが訴えられた。朝鮮学校を支える会・京滋からは、三月二十八日に発表した朝鮮学校襲撃に抗議する共同声明運動の報告もなされた。旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画京都、関西各地で水曜行動を行なってきた日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークなどから発言を受けた。関西各地で開催されてきた韓国の水曜集会に連帯する水曜行動は、在特会や主権回復を目指す会らの執拗な攻撃にさらされてきた。同時に、水曜行動とこれを防衛する排外主義とたたかうネットワーク関西によって、まさに実力で在特会や警察権力をはねのけ、水曜行動を貫徹してきたのである。こうした関西での共同のたたかいを象徴するのが水曜行動であった。日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークからは今後も水曜行動をやりぬいていくという決意が述べられた。旧日本軍「慰安婦」問題の真の解決を求める市議会決議を求める先頭にたって活動し、また、それ故に在特会らの襲撃を受けてきた宝塚市会議員の大島さんからも発言を受けた。さらに、カトリック正義と平和協議会、東西本願寺を結ぶ非戦・平和共同行動の宗教者も発言した。平和や多民族共生を求める宗教者も、在特会らの襲撃に抗してたたかってきた。差別・排外主義を許さない決意が述べられた。
 徳島教組も発言に立った。徳島教組は、日教組を攻撃する在特会らによって、組合事務所を襲撃され、組合事務所を暴力占拠され、破壊の限りの蛮行を受けた。徳島教組は、この日の関西集会に、二十名の参加で、かけつけた。また、在特会らに暴行を受けた元門真市議の戸田さんからも報告を受けた。
 集会では、社民党国会議員候補の大川さんの発言も受けた。また、六月十八日に予定される朝鮮学校への高校授業料無償化を求める緊急集会への呼びかけもなされた。
 集会のまとめとして、主催者を代表して全港湾からの発言を受け、全体で集会宣言を確認し、在特会や主権回復を目指す会らの差別・排外主義襲撃を許さず、こうした連中を社会的に包囲するたたかいをより強めていくことを確認した。集会後、千名以上が、労組デモ、サウンドデモ、市民デモなど、創意をこらしたデモに出て、街頭の市民に在特会らの差別と排外を許さず多民族共生社会こそ大切であることを訴えた。在特会らは、この日、抗議に登場することもできなかった。わずか三名ほどのメンバーが警察に包囲されたまま沿道にあらわれたにすぎない。それは、在特会ら自身が、この集会に参加した人々が在特会らに対して容赦なくたたかう部分であることをよく知っていたからである。在特会らは、組織的な抗議闘争をとることができなかったのである。
 在特会らの暴力を封じ込めるたたかいをさらに前進させていこう。 関西では、在特会や主権回復を目指す会らによる差別主義・民族排外主義に基づく襲撃が繰り返されている。だが、これに対して、在特会や主権回復を目指す会らの暴力に対し、共同で防衛し共同で反撃しようという統一戦線運動が大きく発展した。この集会も、そうしたものとして大きく成功した。



 

 

 

 

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