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 ■5・16  三里塚

 団結街道閉鎖阻止!反対同盟先頭に臨戦態勢に突入




 五月十六日、「団結街道閉鎖阻止! 第三誘導路建設を許すな!」を掲げ、「用地内」東峰の萩原進さんの畑において緊急集会・デモが三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で闘われた。沖縄現地では、普天間基地包囲行動が闘われており、沖縄の基地撤去闘争連帯も掲げられた。
 午後一時半すぎ、司会の鈴木謙太郎さんが「五月二十日以降から、団結街道封鎖の緊迫した情勢に入る。昨日反対同盟は監視やぐらを建てて、実力阻止の決意をうち固めた」というあいさつで集会が開始された。
 つづいて、萩原進事務局次長が基調報告に立った。「成田空港会社は、第三誘導路を作るために団結街道の閉鎖をうちだしてきた。これはわれわれの闘いが引き出した反革命攻撃だ」と反対同盟の闘いが空港会社を追いつめたがゆえの暴挙であることを明らかにした。そして「今日、この時から緊急時に結集できる態勢を整えてほしい。反対同盟は逮捕をも辞さず身体をはって実力阻止の闘いに決起する」と臨戦態勢に突入することを宣言した。そして「5・24成田文化会館での第三誘導路公聴会を粉砕しよう」と訴え、参加者全員が拍手と気勢をあげて応えた。
 市東孝雄さんは、「一週間にわたって団結街道の交通量を調査し、一日に百五十台通ることがわかった。それを成田市長小泉は、俺(市東さん)だけが畑に使っているんだから、そんなものはつぶしてもいいんだと。そういうことを平気で言えるような、人の痛みがわからないような市長は、もう辞めるべきだ」と市道の廃道の認可をした成田市長を徹底弾劾。「第三誘導路を造って、今以上の騒音で囲い込んで、私のことを追い出しにかかり、それで屈服させてやろうというのが向こうの狙いだ。しかし、やられればやられるほど逆に『なにくそ!』っていうのが出てくる。今まさに決戦ということで、私も身体を張って闘う」と不退転の決意を明らかにし、会場から万雷の拍手がまきおこった。
 反対同盟顧問弁護団や、住民団体の連帯発言がつぎつぎとかちとられた。決意表明に立った統一委員会の同志は、「団結街道封鎖攻撃は、三里塚闘争つぶしのなにものでもない。反対同盟に徹底連帯し実力阻止に決起する」と決意を表明した。さらに、沖縄現地の闘いに結合して闘うこと、在特会などの排外主義襲撃集団を包囲解体していくことなどの闘争方針を力強く打ち出した。
 最後に、団結ガンバロー三唱で集会をしめくくり、デモ行進にうって出た。「用地内」東峰から市東さん宅横を通り、団結街道に入る。市東さんの宅地に新しく建てられた監視やぐらの前に差し掛かると、ひときわシュプレヒコールに力が入る。闘争参加者は天神峰現闘本部先までのデモ行進を貫徹し、団結街道封鎖阻止の実力闘争への決意をうち固めた。



 

 

 

 

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