共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■5・1  東京

  第81回日比谷メーデーに1万2000の結集



 五月一日に第八十一回日比谷メーデーが晴天のなか一万二千人の労働者の参加で開催された。会場の日比谷野外音楽堂とその周辺には、組合旗を掲げた労働者がはやくから結集してくる。開会の午前十時前には野音の中と周辺はメーデー参加者でうめられた。
 九時五十分に開会が宣言され、司会に吉田東水労副委員長、小泉北部労協議長が選出された。主催者挨拶を日比谷メーデー実行員会から石上国労東京地本委員長がおこない「10春闘はきびしいが、官民一体となって闘おう。派遣法の改正が今国会に上程されるが不充分である、雇用の直接・無期限を基本に抜本改正を闘おう。最も危険な普天間基地の移設の責任はアメリカにある。普天間基地の撤去を闘おう。憲法改悪に反対しよう。国労は四月二十六日の臨時大会で『政府解決案』の受け入れを確認した。ようやく光がさしてきた。今後も闘いつづける」と発言した。武藤都労連委員長が連帯挨拶をおこない、来賓挨拶を福島社民党党首と東京都産業労働局長がおこなった。
 つづいてメッセージの披露がおこなわれ韓国民主労総や中ノ島メーデー等からよせられていることがあきらかにされ、民主労総の「5・1に韓国メーデーが開催されている。韓日の労働者の連帯を強化しよう」というメッセージが紹介された。このあと、モエヤンの歌と司会で多民族・多文化メーデー合唱団による「WE ARE THE WORLD」の合唱がおこなわれ、集会の参加者もこれに唱和した。
 決意表明・訴えでは、神奈川シティーユニオンからNTTの下請け会社での契約社員化との闘いが、全統一からは外国人労働者の権利の獲得についての訴えがおこなわれた。沖縄・一坪反戦地主会の上原盛信さんは「四月二十五日に沖縄では十万人集会が成功した、軍用地を生活と生産の場にしよう。普天間基地の撤去を闘おう」とよびかけた。小野国労闘争団全国連絡会議副議長は「四月二十六日に闘争団は政治解決のうけいれを全員一致で確認した、百六十七回にもおよぶ上京行動等の闘いによって政治解決をむかえられるようになった。路頭に迷わない解決にむけてまだ運動はつづく」とのべた。
 メーデー集会では、全日建運輸連帯労組関東支部委員長の第八十一回日比谷メーデー・アピールの案文の提案がおこなわれ、会場全体の拍手で採択された。最後に団結ガンバロウが藤崎全労協議長の音頭でおこなわれ、中岡全労協事務局長のデモ指示によって土橋コースと鍛冶橋コースのふたつのコースで都心デモが闘いぬかれた。
 今年のメーデーは労働者への賃下げや失業の拡大等という攻撃が激化するなかで、公務員・民間をつらぬいて闘うメーデーとして、派遣法抜本改正、普天間基地撤去、国鉄闘争勝利等の課題をかかげ労働者の団結と闘いの前進をしめすものとなった。
 一万二千人の結集で闘いとられた第八十一回日比谷メーデーをふまえ労働運動の階級的前進にむけ闘おう。


 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.