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 ■2・16 市東さんの行政訴訟と農地明渡訴訟

  
県の逃走助ける堀内裁判長を弾劾する




 二月十六日千葉地裁で、市東さんの行政訴訟と農地明渡し訴訟が行われた。七十名が傍聴に駆けつけた。
 この日の法廷で市東さんの弁護団は、県と空港会社(以下、NAA)に対して、前回に続き、不在地主の問題を追及した。NAAが市東さんの耕作畑の地主から土地を買収したとき、NAAの所在地は都内にあり、市内在住者しか農地を取得できないという農地法六条に違反していた。弁護団の追及に対して空港会社は準備書面で、「一時的なものである。十五年といっても、時間の長短は関係ない」と答えた。県は準備書面で、「農地法六条の違反であるかどうかは、同二十条の農地の解約許可にあたっては関係ない」とさらにひどい回答をした。弁護団は、「十五年間も市東さんをだまして旧地主に地代を払わせ、旧地主に着服させてきたNAAに、賃貸借の解約を申請する資格があるのか?」と千葉県の責任を追及した。
 堀内裁判長は、「双方の主張が平行線で膠着しているので、進行協議をしたい」と呼びかけた。これに対し、「千葉県側の態度を不問に付すような偏った訴訟指揮は許さない」「統合した裁判を再び分離することは許さない」「公開法廷でやれ」と、法廷内は怒号であふれた。弁護団は進行協議に応じ、四月二十日に行われることになった。
 裁判の後、場所を移して報告会が行われた。
 市東さんは、「寒い中、大勢の傍聴ありがとうございます。第三の誘導路の問題でご心配をおかけしています。あそこで今までどおり、住み、畑作を続けます。二月二十五日大結集で裁判所に打撃を与えましょう」と宣言した。
 北原事務局長は、「県は都合が悪いことは返事しない。裁判長頼りである。これが公平な裁判なのか、いつも疑問である。我々がしっかりしないと正義が無くなる。現闘本部裁判では、裁判長は現地を見ずに判決を出そうとしている。我々は不当判決を許さず、闘う。多くの人に二・二五裁判闘争に結集してほしい。市東さんの闘いは、日本の農業、農民の未来をかけた闘いである。闘う三里塚から世の中を変えよう」と訴えた。
 萩原事務局次長も、「二・二五の闘争では、三里塚闘争の実力闘争を爆発させる。一千人集会を目指す。落としどころがない闘いである。権力の動きに注意して闘いぬこう」と発言し、細かい戦術を話した。この呼びかけに応え、反対同盟とともに判決闘争を闘おう。
 行政訴訟の次回は五月二十五日、多くの傍聴で不当な裁判を打ち破ろう。

 

 

 

 

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