共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■8・28 東京

  
都教委包囲行動たたかわれる
                 


都教委包囲行動(8月28日)

 「『日の丸・君が代』強制反対!」「石原は知事をやめろ!」。都教委が入っている第二都庁舎にむけて怒りの声が響き渡る。

 八月二十八日、都教委包囲・首都圏ネットの主催で「8・28都教委包囲アクション」がたたかわれた。「石原知事は即刻退陣せよ! 東京都杉並区の『つくる会』教科書採択弾劾! 改悪教育基本法の実働化と闘おう!」をスローガンに掲げて、集会と都知事、都教委への申し入れ行動がおこなわれた。

 午前中には、根津さんと河原井さんの「都庁前座り込み」がおこなわれ、昼には情宣がおこなわれた。

 午後三時すぎ、司会のあいさつにつづくシュプレヒコールで集会が開始された。第二都庁舎前には、首都圏をはじめとする各地から教育労働者や市民団体ら二百五十名が結集した。

 集会は、はじめに永井栄俊さん(「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をすすめる会代表)の開会あいさつがおこなわれ、「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会、「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会、「日の丸・君が代」強制反対・嘱託採用拒否撤回を求める会、河原井さん根津さんらの「君が代」解雇させない会の根津公子さんなどから、たたかいの報告と決意表明がおこなわれた。

 前段集会で、全体の意志統一をおこない、都知事、都教委への要請行動がおこなわれた。石原都知事と都教委に対する要請団がそれぞれ組織された。ガードマンや職員による不当な妨害・規制をはねかえし、石原知事の秘書(副参事)に要請書を渡し、石原に渡す確約を確認。一方、都教委での要請では、教育委員会人事部に要請に行ったにもかかわらず、担当部署は一切でてこないで、教育情報課が対応に出るという、まったく不誠実きわまりない対応だった。

 そして、要請行動を終えて、再び第二都庁前に結集し、今後も反「日の丸・君が代」、改悪教育基本法の先取りを許さずたたかうことを誓い合い、この日の行動を終えた。

 石原都政が発足してから十年が経過した。石原都政下での教育の反動化はすさまじいものだ。10・23通達による卒・入学式での「日の丸・君が代」の強制と、反「日の丸・君が代」闘争に立ち上がった教育労働者への処分の乱発。〇五年の予防訴訟9・21判決によって「10・23通達」による処分は違憲・違法と宣告されたにもかかわらず、職務命令違反を理由とする懲戒処分が続けられ、その数は四百二十名以上にものぼっている。さらに処分された教育労働者には分限処分の脅しがかけられている。

 しかし、不屈にたたかう教育労働者のたたかいは、石原都政下で都教委がなにをやろうとしているかを浮き彫りにしている。都教委は、改悪教育基本法の実働化を全国に先駆けておこなおうとしているのだ。戦後の民主的な教育の体制を根底から覆し、教員と教育の統制を通じて、国家のために進んで命を投げ出す国民を作り出す教育ができるような仕組みに変えようとしているのだ。

 このようなことを断じて許さず、反「日の丸・君が代」、石原都知事の退陣、10・23通達の撤回、処分の撤回を掲げてたたかう教育労働者に連帯してたたかおう。

 
 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.