共産主義者同盟(統一委員会)
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■6・28 東京 日韓首脳会談抗議行動たたかわれる 六月二十八日、反戦闘争実とアジア共同行動首都圏の呼びかけで李明博来日―日韓首脳会談抗議行動がたたかわれた。 この李明博来日―日韓首脳会談は、六日前の六月二十二日に公式に日韓両政府が発表したもので、会談の目的は朝鮮民主主義人民共和国の核問題、拉致問題、日韓自由貿易協定推進などだという。まさに、米帝を軸とする日韓米三角軍事同盟をより強めて朝鮮半島における戦争の危機をさらに高めるものにほかならない。また、世界恐慌のなかで苦しむ労働者人民のことを少しも考えない麻生と李明博が、それぞれの国の大企業が生き延びるための方策について意見交換しようというものだ。戦争の危機を煽り、労働者の生活をますます苦しいものにする会談を許してはならない。緊急闘争として断固とした抗議行動が取り組まれた。 午前十一時前、反戦闘争実と、アジア共同行動首都圏に結集する仲間が地下鉄国会議事堂前駅の構内に続々と結集してくる。アジア共同行動に参加するために来日している韓国ゲストもともに抗議行動に参加した。 あろうことか、日帝国家権力は内閣府に向かう方向の階段前に機動隊の阻止線を張り、抗議要請行動に決起した参加者全員を地上に出さないという弾圧をかけてきた。ただちに怒りの抗議が叩きつけられる。「内閣府へは、事前に抗議要請行動の連絡は入れてある。正当な行動だ!」という徹底した抗議に対し、なんと権力機動隊は、内閣府の職員を地下鉄駅構内までつれてきて、ここで「抗議要請行動をしろ」という暴挙に出てきた。反戦闘争実とアジア共同行動首都圏の部隊は、その場でシュプレヒコールをあげ、抗議集会を開き、粘り強く闘い抜いた。そして、抗議要請団三名が代表して内閣府へ向かうことを確約させた。代表団三名は、内閣府の正門前で抗議要請文を読み上げ、内閣府職員に手交した。 代表団が部隊と合流したあと、抗議行動を全体のシュプレヒコールで締めくくった。六月二十一日、アジア共同行動(AWC)首都圏が、蒲田駅頭において情宣を行なった。この日東京はあいにくの豪雨に襲われたが、AWC首都圏の仲間は断固として午前十一時から十二時にわたるビラ情宣を貫徹していったのである。「雨が降ろうが槍が降ろうが、やる!と決めたことは断固として貫徹する!」と、AWC首都圏の事務局員は語っていた。 六月二十八日に予定されているAWC首都圏集会の宣伝・告知を中心に蒲田駅頭に立ち、マイクを片手に京浜労働者に国際連帯を訴えていった。 最初の発言に立った仲間は、地域的取り組みとしての国民保護法制反対運動の中身を提起した。他の仲間は、共和国敵視キャンペーンによって地域の在日がおかれている状況を説明し、あらためて民族排外主義との闘いを訴えた。そして地元京浜地区の大田で活動する仲間は「満蒙開拓団」について発言し、その歴史から日帝足下の労働者がいかに戦争動員されるのかを教訓化しなければならない、ということを訴えた。また学生戦線からは、この間の「在特会」をはじめとする民族排外主義の跳梁跋扈を許さず、青年学生に対して大胆に国際主義を呼びかける闘いへの決起が呼びかけられた。そして最後に発言に立った仲間からは、自らが国際主義と反戦闘争の先頭に立つという熱い決意が語られた。 豪雨という最悪の条件下においても、立ち止まってビラを受け取り話に耳を傾ける人も確実に存在した。われわれの国際主義にかける決意は、悪条件など吹き飛ばすものであることが証明された。 AWC首都圏の仲間は、今後も断固として首都圏各地で地域の労働者階級人民にAWC運動を提起していく決意を固めている。アジア共同行動首都圏は、こうした地域に根ざした闘いの積み重ねの上に、九月AWC総会の成功、そして十一月岩国国際集会の成功をつかみとろうとしている。 |
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