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 ■5・17 沖縄

  県民大会に3500人が結集

 
労共闘・統一委がビラ情宣を展開



沖縄県民大会(5月17日)

 「復帰三七年 五・一五平和とくらしを守る県民大会」が、五月十七日宜野湾市海浜公園野外劇場で開かれた。主催は、沖縄平和運動センターと五・一五平和行進実行委員会で、「本土」参加者をふくむ約三千五百名の結集で集会はかちとられた。われわれは、会場入口において、薩摩の琉球侵略四百年・日本天皇制権力による「琉球処分」百三十年・日帝の沖縄反革命統合三七年糾弾!辺野古新基地建設阻止!五・一五沖縄解放闘争の勝利を訴えた沖縄労共闘・統一委員会のビラを配布し、沖縄労働者・人民と結合した闘いを展開した。

 集会ではシュプレヒコールをもって開会された。主催者の崎山嗣幸議長は、「米軍基地撤去、基地の県内移設反対は圧倒的な沖縄の声だ。全国の仲間と連帯した闘いで、基地の島からの脱却を目指そう」と訴えた。

 特別報告では、安次富浩ヘリ基地反対協代表委員、伊佐真次ヘリパットいらない住民の会共同代表が発言に立った。安次富さんは、十五日が締め切りだった「環境アセス準備書」に対する住民意見書が五千通以上寄せられたことに感謝し、新基地建設への怒りの深さを示すことができたとして、引き続き闘いぬく決意を表明した。また県議会決議、参議院否決にもかかわらず衆議院優先で成立したグアム移転協定を厳しく弾劾し、「米軍の協力する日本政府にNOを突きつけよう」と力強く訴えた。伊佐さんは、高江区を囲む形で計画があるヘリパット建設は、静かな生活をのぞむ住民の思いを無視するもので絶対に許せないとし、「沖縄県民が嫌なものを他には押し付けない。基地は無条件で返還せよ」と訴え、「通行妨害仮処分」弾圧を許さず、六月・七月の審尋闘争への協力を呼びかけた。

 集会では、伊波洋一宜野湾市長、照屋寛徳社民党県連委員長(衆議院議員)、糸数慶子沖縄社会大衆党副委員長(参議院議員)、福山真劫平和フォーラム事務局長、山田剛全国基地ネット代表、そして五・一五沖韓民衆連帯行動として来沖した韓国代表団の連帯あいさつがあった。

 集会後半、八重山地区労代表団が登壇し、「沖縄をかえせ」の大合唱で、会場を大いに鼓舞してくれた。そして、大浜明彦議長より四月三日の米掃海艇二隻の石垣港強行入港阻止闘争の報告がなされ、沖縄全域へ広がる軍事化に対する闘いの強化が訴えられた。

 今年の平和行進は、宮古・八重山をふくむ東・西・南コースの三日間で、のべ七千二百名余が参加したことが報告された。新基地建設阻止をかかげ辺野古から出発した東コース、二十一年間の闘いで自衛隊P3C送信基地阻止闘争勝利をかちとった本部町豊原から出発した西コース、沖縄戦の歴史わい曲を許さず沖縄戦の真実を検証した南コース、それぞれのコースで基地撤去・安保粉砕のコールが行なわれ、反戦・反基地闘争の強化を訴えた。

 集会では最後に集会アピールが採択された。そして再び『沖縄をかえせ』の大合唱、崎山議長の音頭によるガンバロー三唱がおこなわれた。こうして勝利感あふれる県民大会は幕を閉じた。

 
 

 

 

 

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