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  「サミット弾圧」第1回公判・京都地裁

  傍聴席を満員にして、公訴棄却―無実訴える





 北海道・洞爺湖サミット(首脳会合)や、大阪・京都での財務相会合・外相会合が開催されようとしていた六月十日、京都で、洛南ユニオン(洛南地域合同労組)のメンバーであるAさんを狙いうちにした弾圧が行なわれた。四年も前の雇用保険の受給に際して「不正」があったという詐欺罪のデッチあげである。そしてそれを口実にして党事務所・労組事務所など全国五カ所に不当な家宅捜索が行なわれた。これらは、京都府警が口実にしている「詐欺」の捜査などではなく、サミット反対闘争への弾圧であり、革命運動、地域で闘う労働運動やアジア共同行動など、闘う人民の運動への弾圧であった。Aさんは不当にも起訴されたが、保釈を勝ち取っている。

 八月八日午後一時半から京都地裁で、「サミット弾圧裁判」の第一回公判闘争が闘われた。

 公判には、京都や大阪の労働組合員、反サミット京都行動実行委員会メンバー、さらには学生たちも支援傍聴に駆けつけた。京都地裁の二〇二号法廷傍聴席には全員が入り切れず、何名かは法廷の外で待期する、という状況だった。

 全体で二十分余りという短い公判だったが、被告人は「この事件は政治弾圧を目的とした不当なもの」と自らの意見を述べ、弁護団からも「第一に公訴棄却、第二に無実」との意見が表明された。

 公判終了後、裁判所近くで報告集会が開催された。洛南ユニオンやアジア共同行動・京都などが呼びかけた「6・10サミット弾圧に抗議する会」からこの間の経過が報告され、弁護団からは公判の詳細についての説明が行なわれた。

 参加者からは、「詐欺などという『何とも言えない』罪名の背後に隠されているのは、政治弾圧だというのは明らかだ」「これから、こういう形での労組弾圧も増えてくるのではないかと思う。ともに反撃していこう」などの声があげられた。

 われわれは、京都府警の悪辣な意図に貫かれた一連の逮捕・捜査を決して許しはしない。資本の横暴と闘う労組活動、反帝国際連帯の闘いを強化し、この弾圧を粉砕する。

 

 

 

 

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