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■6・29沖縄・高江
ヘリパッド建設阻止・座り込み一周年報告会で新たな決意
六月二十九日、高江座り込み一周年報告会が東村農村研修施設で開かれた。主催は、ヘリパッドいらない住民の会で、村内外から三百五十名余が参加した。
SACO合意による北部訓練場の一部返還に伴う東村高江地区への新たなヘリパッド建設を阻止するため、昨年七月二日から工事現場での座り込みを開始してから一年目を迎える。三月から六月は、天然記念物のヤンバルクイナやノグチゲラの繁殖期で「工事中断」を強いられた那覇防衛局は、この間も測量などを強行するなど七月工事再開の動きを活発化しており、この報告会は新たな阻止闘争への決起集会でもあった。
住民の会共同代表の伊佐真次さんが開会あいさつをおこない、さっそく現地の闘いを記録したDVD「やんばるからのメッセージ」が上映された。映像に響くヘリの騒音は現地ではもっとひどいものだ。欠陥機といわれている次期配備予定の垂直離発着機オスプレイが墜落する生々しい映像は、二〇〇四年八月十三日に発生した沖国大への米軍ヘリ墜落炎上事件を彷彿させるものであった。高江地区へのヘリパッド新設は辺野古への新基地建設と連動したオスプレイ用であることは明確なのである。その中で、軍事基地・基地被害に苦しめられてきた沖縄人の怒りをもって対峙する現地の闘いの映像に鼓舞された。
集会はつづいて共同代表の宮城勝己さんが闘争報告をおこなった。この一年で座り込み参加者は七千人(記帳者)を越えること、反対署名も二万筆を超え国会請願行動をおこなったことなどが報告され、引き続く支援を訴えた。
報告を受けさらにリレートークへとつづく。沖縄平和運動センター・山城事務局長、那覇ブロッコリー・本永代表、ヘリ基地反対協・安次富共同代表……各界から老若男女の人々がそれぞれの立場から、ヘリパッド建設阻止・辺野古新基地建設阻止を訴えた。
集会の後半は、自分たちができることで支援するという若者たちのミニコンサートや歌声サークルのステージが繰り広げられ、最後には「沖縄を返せ」「がんばろう」を全員で合唱し、闘争阻止への気勢を上げた。
閉会では共同代表の安次嶺現達さんがあいさつに立ち、「ヘリパッド建設を許せば高江集落は消滅してしまう。一人でも多くの人が座り込みに参加して、国の横暴と闘おう」と訴え、全体で確認し報告会を終えた。
現地ではさっそく七月一日より那覇防衛局による作業資材搬入が試みられ、攻防が開始された。また、北部訓練場では米本国の予備兵の訓練が明らかになり、さらに米軍・自衛隊に加えイスラエル軍、ドイツ軍、オランダ軍合同の視察が行われていたこともわかり、際限のない基地機能の強化への怒りが高まっている。名護新基地建設阻止闘争と結合し、高江ヘリパッド建設阻止闘争勝利をかちとろう。
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