■６・12―13 大阪
財務相会合に反対して連続行動！
不当弾圧弾劾し、激励行動も
●12日
講演集会開きＧ８の悪行を暴露
六月十三日から、大阪で開催された財務相会合に対して、〇八年Ｇ８サミット反対実行委員会（労働者共闘、アジア共同行動・大阪、新自由主義・国家主義と対決する学生青年ネットで構成する反戦実、関西単一労組、戦争動員の「国民保護」に反対する連絡会、ピリカ全国実・関西、参戦と天皇制に反対する連続行動、釜ヶ崎パトロールの会）の主催で、連続行動がたたかわれた。
財務相会合の前夜である六月十二日には、エルおおさかにおいて約七十名の結集でジュビリー九州の大倉純子さんを招いた講演集会が開催された。
反戦実を構成するアジア共同行動・大阪の仲間の司会で、まず冒頭に、〇八年Ｇ８サミット反対実を構成する諸団体に対するサミット弾圧の報告が行われた。六月に入って、釜ヶ崎パトロールの会（釜パト）の仲間、洛南ユニオンの仲間が次々と不当に逮捕され、洛南ユニオンの仲間への不当逮捕に連動してアジア共同行動などへの全国一斉五カ所への強制捜査が行われた。この日の集会の当日朝に釜パトの仲間は不当逮捕された。釜パトの仲間、アジア共同行動・京都の仲間が発言に立ち、それぞれ弾圧報告が緊急になされた。続いて、大倉純子さんが、超大国の第三世界への債務がいかに第三世界諸国の人々を苦しめているか、いわば、Ｇ８諸国が、悪徳サラ金業者の如く、第三世界の人々を従属させているか、豊富な資料を示しながら講演した。
休憩をはさみ、活発な質疑が行われ、その後、アタック関西からの取り組みの呼びかけ、自主・平和・民主のための広範な国民連合・大阪からの取り組みの呼びかけなどが行われた。最後に、司会から、翌日（十三日）の抗議行動のよびかけ、二十五日、二十六日の京都での外相会合に対する闘争、七月一日の大阪扇町公園からのＧ８サミット反対国際連帯デモ、七月洞爺湖現地への決起のよびかけが行われ、前夜集会は終了した。
●13日
反サミットを掲げ会場に向けてデモ
十三日、財務相会合の始まりに対して、実行委員会は午後一時から、大阪市役所前の女性像前に集合し、約百名余の結集で、決起集会が開催された。
釜パトの仲間の司会で、実行委構成六団体が決意表明に立った。反戦実を代表して、アジア共同行動・大阪の仲間は、サミット弾圧に抗議するとともに、戦争・貧困・環境破壊のＧ８サミットを反帝国際共同闘争でたたかおうと訴えた。
続いて、戦争動員の「国民保護」に反対する連絡会の仲間の決意表明があり、さらに、ピリカ全国実・関西の仲間は、アイヌ民族の自決権を支持しアイヌ民族と連帯してサミットに反対することを訴えた。関西単一労組の仲間は、反帝国主義労働運動の必要性を訴えた。参戦と天皇制に反対する連続行動の仲間は、サミットをめぐって策動される天皇制強化の動きを批判した。釜パトの仲間は、サミット会場周辺からの野宿者排除を糾弾し、サミット弾圧に屈せず反サミット闘争をたたかうことを訴えた。
主催である実行委六団体の決意表明につづき、連帯発言を、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、アジア共同行動・京都、サミット外相会議反対！６・25―26京都行動、反侵略アジア学生共同行動、共謀罪に反対する京都連絡会、アタック関西の各団体が行った。それぞれの団体から、サミット弾圧に抗し、大阪財務相会合から京都外相会合、そして、フランスのＮＯ―ＶＯＸ（声なき者）の仲間を迎えた７・１国際連帯行動、洞爺湖現地への決起などが訴えられた。
決起集会の後、「戦争と貧困と環境破壊のＧ８サミット反対！ 財務相会合反対！」などを訴えながら、財務相会合の行われている会場に向かってデモをやりぬいた。
デモ終了後、釜パトの仲間とともに、仲間が不当拘束されている曾根崎署への抗議行動と逮捕されている仲間への激励行動を行い、二日間の連続行動を終了した。