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■3・30 三里塚
農地強奪粉砕! 暫定滑走路北延伸阻止!
全国集会に1520名余が決起
三月三十日、「暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守ろう/憲法改悪絶対反対、成田を軍事基地にするな/3・30全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催でたたかわれた。会場の「用地内」天神峰の市東さんの畑には、権力の不当な検問をはねかえして、全国から千五百二十人の労働者人民が結集した。
午前十一時すぎ、二期阻止全国共闘による前段独自集会が開始された。
二期阻止全国共闘、行動隊、学生、労共闘それぞれからたたかいの報告と、3・30三里塚闘争へ向けた決意表明がおこなわれ、本集会へと臨んだ。
正午過ぎ、婦人行動隊の宮本麻子さんの司会で全国総決起集会が開始された。
はじめに、開会宣言を本部役員の鈴木幸司がおこなった。「市東さんは、農地は命であると明言した。農地は、命なんです。命をとるなんてもってのほかです。絶対に許してはならない」と成田空港会社が市東さんの農地を強奪しようとしていることを徹底弾劾した。
主催者あいさつに、北原鉱治事務局長が立った。3・30が成田空港開港阻止闘争であった歴史を振り返り、管制塔占拠―3・30開港粉砕のたたかいの中で、「正義は勝つという確信を持った」「労働者・農民が手を結びたたかおう」と呼びかけた。
つづいて、事務局次長の萩原進さんが基調報告を提起した。「成田空港会社は、開港三十周年キャンペーンをおこなっているが、この空港がハブ空港(拠点空港)と言えるのか? 継ぎはぎだらけの欠陥空港だ。農地法を使って、市東さんの農地を強奪しようとしている。このことを断じて許してはならない」と暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守ろうと訴えた。またG8サミット問題にふれ、「FTA(自由貿易交渉)とどう立ち向かうのかが農民だけでなく、労働者階級自身の問題としてある。FTA反対を掲げよう」と労働者階級人民へのさらなる搾取を強化する新自由主義グローバリゼーションとの対決を訴えた。そして、秋の10・5三里塚全国集会への結集を訴え、会場の参加者は万雷の拍手で応えた。
事務局員の鈴木謙太郎さんが、「今、全国の農民は怒っています。『生きさせろ』という叫びは、働いても食べていけない若者だけの言葉ではありません」「市東さんの農地を守りぬくたたかいを共同のたたかいとして、発展させましょう」と農民アピールを読み上げた。
つづいて、「用地内」天神峰の市東孝雄さんが、壇上に立ち発言した。「私にかけられた農地法による農地取り上げ攻撃は、現在の農民切り捨ての最たるものです。土地収用法で取れなくなったから、農民を守るべき法律で土地を取り上げる。めちゃくちゃなやり方です。憤りを感じます」「離作料として一億八千万円が提示されたが、私は一億八千万円で心は売りません」「なによりもこのように集まっていただくみなさんとの連帯、消費者との交流の方がお金よりもずっと大事だと思います」「北延伸と成田の軍事空港化に反対し、これからもずっとたたかっていきます。わたしの裁判闘争へのご支援をぜひお願いします」と不屈の決意を明らかにした。
反対同盟顧問弁護団の四人が壇上に立ち、葉山弁護士が裁判闘争の現状を報告し、反対同盟とともに勝利に向けてたたかいぬく決意を述べた。
婦人行動隊の鈴木加代子さんによる決戦カンパアピールにつづいて、住民団体の発言がおこなわれた。壇上に立った二期阻止全国共闘の仲間は、反対同盟の農地死守の決意に徹底連帯してたたかうと表明。そして4・6防衛省「人間の鎖」行動に決起し、反戦反基地、米軍再編阻止をたたかう、アジア共同行動のたたかいを支持・支援していく、入学式での反「日の丸・君が代」闘争をたたかうという決意を明らかにした。
共闘団体の発言で、登壇した統一委員会の同志は、暫定滑走路の北延伸を断固として阻止し、市東さんの農地を守り抜くという決意を明らかにした。さらに、@米軍再編阻止、反戦反基地闘争、五月沖縄闘争への決起、A七月G8サミット反対闘争への決起、B八月横須賀への米原子力空母配備阻止闘争への決起、C十一月岩国闘争への決起、と日帝―福田政権打倒闘争のたたかいの方針を力強く訴えた。
集会宣言を野平聰一さんが読み上げ、伊藤信晴さんがスローガン採択と団結ガンバローをおこない、集会は締めくくられた。
いよいよデモ行進だ。反対同盟を先頭に、集会場から東峰十字路を通り、東峰地区をまわって、天神峰の市東さん宅の前を通り、団結街道に入って現闘本部前を通るというコースだ。二期阻止全国共闘と、統一委員会のデモ隊列は、「暫定滑走路北延伸阻止!」「市東さんの農地を守りぬくぞ!」と戦闘的なシュプレヒコールをあげ、三里塚闘争勝利への決意を打ち固めた。
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