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■11・30 東京・日比谷

 国鉄闘争に7300人が結集

 闘争団を中心に勝利しよう



 十一月三十日に日比谷野音で、「二十年の節目、総力をあげ闘いで勝利を!『JR採用差別』全面解決を迫る11・30全国大集会が開催された。

 午後六時三十分の集会開始のころには、野音とその周辺は労働者でうめつくされた。

 午前からの東京総行動で、みずほ銀行本店やトヨタ本社、東京都庁、鉄道運輸機構、国土交通省、厚生労働省等に対するたたかいをおこなってきた民間中小の労働者をはじめ、公務員や民間を問わず全国からの大結集が実現された。国労は全国から結集している。実に七千三百の労働者の結集が実現された。

 11・30大集会は、九名の呼びかけ人と四者(国労闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団、全動労鉄道運輸機構訴訟原告団)四団体(国鉄労働組合、全日本建設交運一般労働組合、国鉄闘争支援中央共闘会議、国鉄闘争に勝利する共闘会議)の主催で準備された。

 11・30にむけて全国で地域集会や情宣がおこなわれ、労組まわりがおこなわれた。七千三百の結集はその成果である。

 六時三十分すぎ、ふりつづいていた雨もやむなか集会が開始された。司会の古澤美代子さん(都教組書記)、加藤照代さん(国労婦人部長)の司会のあいさつの後、主催者あいさつを高橋国労委員長がおこなった。「この集会には全国から結集している。具体的な要求を掲げて闘ってきた。たたかいは正念場である。一日も早い解決の実現のために頑張ろう」と発言した。

 次に、呼びかけ人の紹介と発言がおこなわれ、芹澤壽良高知短大名誉教授が「一昨年の鉄建公団訴訟地裁難波判決以来、四者四団体のたたかいとして前進してきた。JR採用差別反対闘争をたたかい抜こう」と発言した。来賓あいさつを民主党、共産党、社民党の三議員がおこなった。また、メッセージと参加団体の紹介が司会よりおこなわれた。

 弁護団報告が加藤健次さん(全動労争議団鉄道運輸機構訴訟弁護団主任弁護人)からおこなわれ、「全動労の鉄道運輸機構訴訟の判決が来年にのびた。鉄道運輸機構は三年以内でないから時効である、民営化に反対したから当然だといっている。だが、常識的に判断すれば裁判の勝利はかちとれる。採用差別にたいするたたかいとして勝利しよう」とのべられた。

 次に、当事者の決意が、神宮さん(国労闘争団全国連絡会議議長)、工藤さん(全動労争議団副団長)、酒井さん(鉄建公団訴訟原告団団長)の各氏からのべられた。酒井さんは、「二十年間の支援に感謝します。奪われた職場と人生をとりもどす。〇二年の訴訟開始以来、裁判闘争を中心として大衆運動で闘ってきた。当該が路頭に迷わない解決の実現のために闘う」と決意をのべた。

 家族の訴えが野田ゆみさん(熊本闘争団家族)、渡部雅子さん(全動労争議団家族)、藤保美年子さん(音威子府闘争段家族)からおこなわれた。藤保さんは「一昨年の地裁判決で国家的不当労働行為があきらかにされた。家族は苦しい生活の中で闘ってきた。要求はゆずれない。政府に責任をとらせる」と発言した。

 この後、全国から結集した闘争団の当該が登壇するなか、集会アピールが山口国鉄闘争支援中央共闘会議事務局長によって読みあげられ会場全体の拍手で確認された。

 閉会のあいさつが佐藤全日本建設交運一般労働組合委員長によつておこなわれ、二瓶国鉄闘争に勝利する共闘会議議長による「団結がんばろう」を会場全体でおこない、渡部全動労争議団副団長のデモ指示をうけデモに出発した。

 日比谷公園から新橋、有楽町、東京駅までの都心デモでは、国鉄闘争の勝利にむけた労働者の力強いシュプレヒコールがひびき、国鉄闘争の勝利をかちとるたたかいの前進を刻印した。

 11・30闘争は闘争団のたたかいを中心として勝ち取られた。裁判闘争では来年初頭から判決が続く。国鉄闘争の勝利にむけてさらにたたかいぬこう。
 

 

 

 

 

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