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■10・14

 PSI多国間臨検訓練粉砕に決起

 軍事訓練反対を掲げ海自横須賀地方総監に抗議要請文




 十月十四日、われわれ「アジア人民と連帯し、自衛隊の海外派兵に反対する実行委員会」(派兵反対実)は、「有事立法―改憲阻止 反帝―国際連帯 反戦闘争実行委員会」と「アジア共同行動日本連絡会議」の仲間とともに、日本政府・外務省主催で横須賀において強行されたPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)多国間臨検訓練・「パシフィック・シールド07」に対する抗議行動に立ち上がった。

 このPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)とは、米帝―ブッシュが二〇〇三年五月に提唱したもので、大量破壊兵器を「テロリストやテロ支援国家」へ拡散させないために米帝主導で海上捜索・臨検を行うというもので、まさに「対テロ戦争」と一体の多国間軍事作戦なのである。このPSIの多国間軍事演習を日本の外務省が主催し、十月十三日から十五日の三日間にわたって伊豆大島東方海域、横須賀港、横浜港で強行したのだ。

 日本からは、海上自衛隊を中心に陸上自衛隊、航空自衛隊、さらには海上保安庁、警察庁なども参加し、政府・自衛隊一体となってこの軍事演習を行ったのだ。米帝の対テロ戦争と一体のこの臨検訓練を弾劾しなければならない。

 また日本政府は、特定の国を想定したものではない、と言っているが、朝鮮民主主義人民共和国を標的とした訓練であることは明らかであり、韓国・中国はオブザーバーですら参加をしなかった。

 共和国に対する戦争重圧・排外主義煽動としての多国間演習を許すことはできない。

 十四日当日は、横須賀にある海上自衛隊横須賀地方総監に対する抗議行動を行った。警察の弾圧をはねのけ、正門前での抗議集会をかちとり、仲間が用意した抗議要請文を手交した。その後、横須賀湾を望む公園に移動し、横須賀市民への訴えとPSI軍事演習弾劾、原子力空母ジョージ・ワシントン配備阻止の抗議集会を行った。

 

 

 

 

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