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■10・8

 反戦闘争実が集会・デモ

 映画と講演で米軍再編と岩国の現状を知る



 十月八日、東京・渋谷区の代々木八幡区民会館において、「つぶせ!テロ特措法 撤退しろ!自衛隊 沖縄新基地建設阻止!米軍再編反対! 10・8反戦集会」が有事立法―改憲阻止 反帝国際連帯 反戦闘争実行委員会の主催でたたわわれた。

 午後一時半すぎ、司会の「本日のたたかいを皮切りに、十〜十一月のたたかいをたたかいぬこう」というあいさつで、集会は開始された。

 集会の前半は、ドキュメンタリー映画の上映。「米軍再編・岩国の選択」「消えた鎮守の森」という二作品を、この日のために編集しなおして一本にまとめたものだ。上映前に、監督の西山正啓さんがあいさつに立った。「住民投票をやることによって、岩国に地殻変動が起きた」と、この映画が住民投票から、岩国市長選、愛宕山の開発とそこへの米軍住宅地の建設計画と時系列的に、状況を追ったドキュメンタリーであることが簡単に説明されて、上映に入った。

 映画は、それまで国の言いなりになっていた岩国市民が、住民投票を主体的に取り組むことを通して、「このまま、国の言いなりになっていたら、自分たちだけではなく、子どもたちの未来も基地の被害にさらされる」という思いを強め、住民投票の勝利によって得たたたかいに立ち上がることの確信をつかんでいくなかで、反基地の声をあげていく模様が、スクリーンを通してリアルに伝わってくるものであった。

 休憩をはさんで、カンパアピールにつづき、連帯アピールがおこなわれた。

 はじめに、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの方が発言に立った。九月二十九日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に十一万六千人が結集したことを報告した。そして、辺野古の新基地建設阻止を訴える取り組みを辺野古実が十月二十七日に銀座でおこなうこと、さらに、十一月二十八日には、辺野古と高江の現状についての集会を関東ブロックが取り組むことを紹介し、結集を訴えた。

 つぎに、日韓民衆連帯全国ネットワークの方から、十月はじめにおこなわれた韓国と朝鮮民主主義人民共和国との南北首脳会談についての分析的発言を受けた。

 破防法・組対法に反対するネットワークの方からは、首相が安倍から福田に変わったが、基本的にはなにもかわらないこと。福田内閣の法務大臣鳩山は、共謀罪を積極的に成立させようとしていることを指摘し、廃案までたたかうことを訴えた。

 〇八年洞爺湖サミットに反対する仲間は、〇八年七月に予定されている洞爺湖サミット反対に立ち上がる取り組みを訴えた。

 最後に集会に寄せられた連帯メッセージが紹介された。フィリピンのBAYAN(新民族主義者同盟)、AWC韓国委員会、原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議の檜鼻さん、ヘリ基地建設反対協議会代表委員の安次富さんとそれぞれのメッセージが代読され、全体の拍手で確認した。

 いよいよデモ行進だ。会場の代々木八幡区民会館の近くから反戦闘争実の隊列が出発する。「米軍再編阻止」「沖縄新基地建設を許さないぞ」「テロ特措法粉砕」などとシュプレヒコールをあげ、沿道の労働者・市民に訴え、明治公園までのデモ行進を貫徹した。

 

 

 

 

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