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■9・15

イラク、アフガニスタンからの米軍撤退掲げ米大使館抗議行動に決起

          ANSWERの呼びかけにこたえて



 九月十五日、アメリカではANSWER呼びかけによるイラク、アフガニスタンからの米軍撤退を求める大規模な行動が行われた。この行動には十万人の人々が参加し、二百人の逮捕者を出しながら闘われた。

 その行動に連帯し、同日AWC日本連が呼びかけて、アメリカ大使館に対する抗議と要請の行動が行われた。

 はじめにシュプレヒコールをあげてから、参加諸団体からのアピールが行われた。米国系の多国籍企業・独占資本の利害に立って、石油・ガスの天然資源を強奪、軍事産業が莫大な利益をむさぼるという、アメリカ帝国主義とその同盟国のどす黒い動機のために、嘘の情報操作を行い、多くのアフガニスタン、イラクの民衆が虐殺されてきた。これまでにイラクでは、米兵戦死者が約四千名にのぼり、イラク民衆は数十万人も虐殺されている。現在も、戦争被害は拡大している。国外に逃れるイラク難民は二百万を超え、国内でも二百万が避難民となっている。これらのアメリカ帝国主義が下した大虐殺が暴露され、弾劾された。そして、いまや多くの米国民の民意は、イラク即時撤兵であり、そのために立ち上がり、闘っている。私達はそのような戦争と侵略に反対する全ての人々と連帯し、共に闘っていくこと、同時に、朝鮮半島やフィリピンなど東アジアにおける米軍の戦争攻撃準備、そして米軍再編強化に対しても断固反対していくことなどが述べられた。

 抗議のアピールを続ける一方で、代表者三名がアメリカ大使館の職員に抗議文を読み上げて手渡し、米軍の即時撤退を強く要請した。最後に再度シュプレヒコールをあげ、この日の行動を終了した。

 九月十三日、ブッシュはイラクの増派部隊を撤退させると表明したが、なお十三万の兵士が残ることになっている。全ての米軍が撤退しないうちはイラクは平和にならないのだ。米軍・自衛隊の完全撤退を求めていこう! そして、米軍再編を許さず、憲法九条改悪に反対していこう!

 

 

 

 

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