二〇一六年、反対同盟は安倍政権打倒へ総決起することを宣言する。三里塚闘争五十周年を迎えるこの二〇一六年は、間違いなく歴史的な一年になる。
何よりも市東孝雄さんの農地を死守する決戦の年だ。からだを張って闘い抜いた三里塚闘争五十年の真価をかけて闘いに立つ。最高裁五万人署名は、動労千葉、関西生コンをはじめとした労働組合や市民団体の協力によって一万人を突破し、賛同署名も四百四十二筆に達した。続々と賛同と署名の輪が広がっている。
最高裁の反動判決を許さない支援陣形をさらに強化・拡大しなければならない。市東さん支援の輪を全国に広げよう。農地を実力で守る人の石垣を作ろう。
安倍政権打倒へ、激突が激しさを増す沖縄・辺野古のたたかいに連帯してたたかおう。安倍政権の意を受けた最高裁は、辺野古代執行訴訟に対して市東さんの農地取り上げ判決を強行した元千葉地裁裁判官の多見谷寿郎を送り込んだ。同じく法務省は、農地法裁判控訴審で判決を書いた定塚誠裁判官を国の訴訟代理人に指名した。
これほど露骨な政治的人事があるだろうか。しかし、裏を返せば三里塚裁判で実績のある裁判官でなければ、沖縄圧殺・辺野古新基地建設は貫徹できないということだ。
三里塚と沖縄が一体だと、国家権力が証明しているのだ。連日のキャンプシュワーブ・ゲート前座り込み、海上抗議闘争に連帯し、市東さんの農地死守・第三滑走路建設阻止へ全力で決起しよう！
第三滑走路計画の具体案が明らかになる中、予定地に入った住民の怒りと一体となってたたかおう。五十年前と変わらない住民無視、農地破壊、環境破壊の空港建設を誰が歓迎するというのか。Ｂラン一〇〇〇メートル延長と二十四時間空港化による深刻な騒音被害とあいまって、芝山町には人が住めなくなり廃村化が進むことは間違いない。正義は我にあり。「農地は命」「この地で農業を続ける」という市東さんに続く新たな農民決起を、周辺住民とともに生み出し、軍事転用のための第三滑走路計画を絶対に粉砕しよう。
戦争と改憲、弱者切り捨て、ＴＰＰ推進の安倍政治を一刻も早く止めなければならない。安倍打倒が市東さんの農地を守る道だ。国会闘争、辺野古新基地阻止、反原発、そして三里塚で、力強い大衆運動を作り出し、団結して安倍打倒へ総決起しよう！
３・27全国総決起集会へ結集しよう！ ７・３三里塚五十周年の集いの歴史的成功を勝ち取ろう！
二〇一六年一月十六日
三里塚芝山連合空港反対同盟
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