ホームへ 2016年5月 大阪府警による不当弾圧を徹底的に弾劾する!
不当逮捕した3名の仲間を即時釈放せよ!
【抗議声明】アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
5・26−27伊勢志摩サミット反対現地闘争
−6・5京丹後現地集会の成功を勝ちとろう!
大阪府警公安三課は、本日5月19日早朝、京都・大阪の3名の闘う仲間を不当に逮捕した。これは5月2日に強行された計16件の一斉強制捜索を引き継ぐものであり、弾圧のエスカレーションである。今回不当に逮捕された3名はいずれも私たちアジア共同行動(AWC)のメンバーであった。私たちはこの大阪府警による不当弾圧を怒りを込めて弾劾し、不当に逮捕した仲間をただちに釈放することを要求する。
今回の不当逮捕によって、5月2日の不当捜索においては明らかにされなかった「詐欺容疑」なるものの内容が明らかになった。ある会館の会議室を「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」と「伊勢志摩サミット5・21関西集会実行委員会」の会議に利用したにもかかわらず、それを労働組合の名義で借りていたというのがこの「詐欺容疑」なるものの概略である。だがそもそも、利用申し込みの段階において、「催し物の名称」と「内容」については、それぞれ「Xバンド近畿連絡会」、「5・21サミット反対実行委員会」と記載されており、どのような趣旨で会議室を使用するのかについてはっきりと明らかにされているのである。
5月2日の一斉強制捜索に引き続く今回の3名の不当逮捕は、あからさまな政治弾圧である。それは、米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に関わる昨年6月4−5日の「道路運送法違反容疑」なるものを口実にした3名の不当逮捕と十数か所への一斉強制捜索と同様に、言いがかりに等しい「容疑」をつくりだすことによって、社会運動を委縮させ、押し潰そうとするものである。このような弾圧を決して許しておくわけにはいかない。国家権力によるこの不当な政治弾圧の狙いはきわめてはっきりしている。すなわち、伊勢志摩サミット反対闘争および京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に打撃を与えることである。私たちアジア共同行動は、様々な人々や社会団体が共同して取り組んでいるこれらの闘いを積極的に支持し、自らもその闘いの一翼を担ってきた。私たちは今後もこれらの闘いを多くの人々・団体と共に推進し、また、私たちアジア共同行動自身にかけられたこの弾圧と断固として闘っていく。
大阪府警公安三課による今回の暴挙を徹底的に弾劾しつつ、私たちアジア共同行動は、きたる5月26−27日の伊勢志摩サミット反対現地闘争、そして6月5日の米軍Xバンドレーダー基地反対!京丹後現地総決起集会に全力で立ち上がる。同時にすべての皆さんに対して、これらの闘いへの事前弾圧としてかけられた今回の不当逮捕・不当弾圧を弾劾し、このふたつの闘いの成功に向けて、共に立ち上がることを呼びかけます。
戦争体制づくりを推進する安倍政権は、それと一体のものとして国内の治安弾圧体制の強化を飛躍的に強化しようとしている。今回の不当弾圧はその一端をあらわにした。私たちアジア共同行動は、アジア民衆との国際連帯をさらに大きく発展させ、日米軍事同盟粉砕・戦争法廃止、原発再稼働阻止、辺野古新基地建設阻止、沖縄−岩国−神奈川−京丹後の米軍基地撤去、新自由主義政策反対などの広範な闘いの一翼を担い、戦争体制と治安弾圧体制の強化をおし進めようとする安倍政権の打倒に向けてたたかう。大阪府警公安三課による不当弾圧徹底弾劾!不当逮捕した仲間を即時釈放せよ!2016年5月19日
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
■不当逮捕された仲間の救援活動へのカンパのお願い
弾圧のエスカレーションを許さず、不当逮捕された3名の仲間の早期奪還を勝ち取るための救援活動へのカンパを呼びかけさせていただきます。
【送付先】
郵便振替口座番号: 00180−0−722944 名称: アジアキャンペーン委員会
*「救援カンパ」と明記してください。