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                                                                2021年5月
「5・3憲法大行動」参加者への
不当な弾圧に抗議する

 
                  
 
 五月三日に開催された「2021平和といのちと人権を! 5・3憲法大行動」の参加者が、本集会に赴く途上、不当に逮捕され、現在も当局による勾留が続いている。警察による過剰な交通規制の中で起こった事案を「公務執行妨害」などとするものであるが、意図的に機動隊員を押したわけではなく、およそ公務執行妨害罪が認められるものではない。
 然るに当局は、翌日五月四日早朝、六人の捜査員をして参加者の自宅を家宅捜索させ、パスポートまで押収していった。更に五月五日には、裁判所に勾留請求し、一〇日間の勾留を決定させた。
 事案は偶発的な出来事であり、計画性、組織性もなく、いわゆる「罪証隠滅」のおそれや、「逃亡」のおそれも全くないにもかかわらず、裁判所が具体的に吟味することもなく、漫然とこれを認め、勾留を決定したことは不当であり、強く抗議する。
 五月六日には東京地方裁判所に、勾留決定の取り消しを求める準抗告の申し立てがなされたが、これについても前記「証拠隠滅の恐れ」、「逃亡の恐れ」を具体的に検討することなく、不当に却下した。
 当局が、勾留を続ける根拠がないままに、不当に集会参加者の勾留を継続することは、許されるものではない。
 本集会の主催者として、当局に対し、参加者の速やかな釈放をつよく要求する。

           
戦争させない・九条壊すな! 総がかり行動実行委員会