■9・27でともに闘う陣形を打ち固めよう
反対同盟事務局 市東孝雄さん
七月一二日の樫の木祭りに多くの方々が参加して下さって、ありがとうございます。やっぱり、全国の支援の方に会うと力がでます。
コロナ騒動で飛行機も飛んでいませんでしたが、七月二二日からB滑走路を再開するということで飛ぶようになりました。コロナのおかげと言ったら変な言い方ですが、久しぶりに静かな生活が戻ってきていただけに、やっぱり「うるせぇな」とあらためて実感しています。空港はコロナで需要がないんですが、空港会社は無理やり滑走路のためだけに飛行機を飛ばしているんです。許せません。
この前、地域住民の方々が国土交通省に対する申し入れ行動を行いました。そこで住民側は、コロナで空港の使用率も上がることはないし、もう「空港機能強化策」は白紙にして一から考え直したらと言ったそうです。これに国交省は「中長期的展望をもって機能強化策を進めていく」と答えたそうです。
コロナで海外からの観光客も激減し、空港内の店舗が稼働できない状況のなかでこんなことを平然といってのける。世界的コロナ感染拡大で何が「中長期的展望」なのか全然わかりません。国交省の言ってることは冷静な分析じゃなくて、たんなる願望です。
いずれにせよ、国交省や空港会社はコロナであろうがなんであろうが、機能強化策を止めることはないとはっきりしています。こちらは幻想をもつことなく闘うだけです。
私の耕作地の強制執行をめぐる控訴審も九月二日と一〇月二二日に決まりました。いよいよ、結審に向けて大きく動きだします。
九月二七日の全国集会に参加していただき、ともに闘う陣形を打ち固めていきたいと思っています。ぜひ、多くの皆さんに来ていただきたいです。よろしくお願いします。
■今こそ反転攻勢に打って出るチャンス
反対同盟事務局 萩原富夫さん
日々の闘い、ご苦労様です。三里塚より九月二七日全国集会に向けてアピールします。
コロナの関係でB滑走路が一時閉鎖されました。その間は騒音が消えて市東さんも体調がよくなったそうです。あらためて騒音のもたらす健康被害の重大さを実感します。しかしB滑走路は七月に無理やり再開しました。
飛行機の利用者が激減しているのは明らかです。空港が存在する意味がぐらついています。飛行機利用者が激減し、『空港廃港』のスローガンがついに現実のものになろうとしています。NAAだって相当の赤字を抱え込んでいるはずだ。倒産寸前の会社が市東さんの農地を奪うことなどありえません! 今こそ反転攻勢に打って出るチャンスです。
九月・一〇月と高裁で争われている請求異議の控訴審が大詰めを迎えようとしています。秋の全国集会に一人でも多くの方々が参加されることを願っています。
ともに闘いましょう。
■全ての国策を止める闘いとの連携を
反対同盟事務局 太郎良洋一さん
全国の闘う仲間の皆さん!
新型コロナウイルスの感染は、経済至上主義の資本主義の世界的活動が媒介となり、瞬く間に世界的に拡大しました。ほんの一握りのブルジョアジーや政治家共の「手を汚さない」人々の金儲けが地球を貪りつくし、誰しもが資本の鉄鎖に縛られました。一〇〇万人になろうとするコロナウイルス感染による死者は、そのほとんどが労働者達ではないでしょうか。
その「コロナ禍」をも金儲けにする政財界のゴロツキ共は、「GoToキャンペーン」等とまさに「命より金儲け」を公言して憚らない政策を行っています。それは、天皇制下の侵略―殺戮、沖縄、原発の問題と繋がっています。今こそ、明日を展望した活動が求められています。三里塚闘争は、まさに、反人民国策に対する農民―労働者―非差別人民大衆の闘いです。そして三里塚の闘いのなかに明日を展望する活動があります。
新自由主義グローバリゼージョンの拠点がまさにパンデミックの源泉となった。生産生活活動のない「観光立国」化政策は、経済的願望の航空需要予測と共に、その化けの皮が暴かれました。成田空港会社も、航空会社同様、破産に直面しています。にも拘らず、裁判所は市東さんの農地を強制執行で取り上げてもいいと判決を出そうとしています。そして国交省と成田空港会社は第3滑走路建設―成田空港の機能強化を住民の反対の声も聞かず強行しているのです。
いまこそ、自然と地域社会、地球を破壊する全ての国策を止める闘いと連携をつくりあげませんか! 三里塚―市東さんの農地を強制執行させない闘いに結集を訴えます。
9・27集会への結集を訴えます!
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