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  東京 6・13

 東部地区で学習集会

 反原発、反オスプレイの講演・報告

2012年6月

                                                                                 




                                        東京・読者



 六月十三日、亀戸カメリアプラザにおいて「基地も原発もいらない社会を!」東京東部6・13学習集会が沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会の主催で開催されました。
 会場には、大飯原発再稼働とオスプレイの普天間基地配備強行を推し進める野田政権に反対する東京東部地区の地公労や民間労組の組合員や地域団体・市民団体の仲間約百名が結集しました。
 沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会は一九九五年に起きた沖縄での米兵による少女暴行事件とそれを糾弾する八万五千人が集まった「県民大会」に「本土」で連帯し呼応するべく集会を開催し、以降一貫して東京東部地域で沖縄の闘いと連帯する運動を中心に反戦闘争を推し進めてきた数少ない団体です。
 四月にはモロッコでのオスプレイ墜落事故が明らかになり、今や全人民の敵と化した日帝―野田政権による軍事大国化に突き進む尖兵・軍人上がりの森本防衛相は事故報告書も出さない前から「人為的ミスで安全に問題はない」と言い切る米軍の言い訳を鵜呑みにし、あくまで普天間基地への強行配備しようとしている情勢下での集会となりました。
 学習集会翌日の十四日にもオスプレイは米フロリダ州で墜落事故を起こしており、六月十七日には沖縄で怒りの「オスプレイ配備断固阻止!宜野湾市民大会」が開催されています。
 主催者あいさつのあと、最初に琉球新報社東京報道部の宮城久緒さんの講演が行われました。宮城さんは沖縄県庁への環境影響評価書未明の搬入に現場に張り付いていたので遭遇したとのこと。これを宮城さんは「田中元沖縄防衛局長の『犯す前に犯すと言うか』発言と同じ行為である」と怒りをもって弾劾しました。オスプレイの四月十一日モロッコでの墜落に対して、米政府はあくまでも人為的ミスの立場を変えておらず、事故報告書は普天間飛行場配備後になると森本防衛相が発言。人命をないがしろにする徹頭徹尾軍人である森本を糾弾しました。また、六月十七日のオスプレイ配備反対宜野湾市民大会に仲井眞沖縄県知事は参加要請に拒否していることが明らかにされ、最後まで反対するのか疑惑を持たせる態度であると述べました。
 さらに、六月十日投開票の沖縄「県」議選の結果にふれ、野党・中道は一議席のばし二十七議席。仲井眞「県」知事与党の自民・公明が二十一議席。社民、社大、共産、無所属で二十一議席で拮抗しているが、国民新党下地グループがどう動くのかによって安心はできない状況とのこと。
 続いて、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが「原発―その押しつけの構造」について資料を使い、分かりやすく講演しました。
 原子力ムラに群がる政財界、産学、電力総連やマスコミなどの原発推進勢力が安全神話を嘘で塗り固めて垂れ流しながら癒着してきた構造や、大飯原発と高浜原発を貫く活断層はかつて山体崩壊を起こしており、危険極まりない場所に福井の原発は立地されていることなどをわかりやすく明らかにしました。
 次に一坪反戦地主会関東ブロックの木村事務局長から沖縄の近況報告、主にオスプレイ配備と県議選の結果について次のような報告がありました。
 県議選で野党が過半数を確保。名護市選挙区では基地反対派が圧勝し、野田政権の目論見を粉砕した。しかし、高江でのオスプレイ・ヘリパッド工事強行が秋にも予想されており、油断はできない。6・17普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、基地の固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会に佐喜真市長は参加しないと表明しているとの報告があったが、六月十四日フロリダでの事故を受けて、市長は十七日には参加せざるを得なかった模様……。
 最後にオスプレイ普天間配備絶対反対と大飯原発再稼働阻止を確認し、団結がんばろうで集会を終えました。
 すべての労働者階級の仲間のみなさん。あくまでもオスプレイ配備を強行しようとしている、米軍・日帝―野田政権を許さず七月下旬岩国上陸を阻止しよう。また、日本全国での低空飛行訓練も絶対反対で闘いましょう。

  

 

 

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