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■手紙 東京・大田区
反「日の丸・君が代」掲げ高校の卒業式で情宣取り組む
東京都が卒業式に「日の丸・君が代」を強制する通達を出した二〇〇三年以降、大田区では毎年、区内の市民団体が共同で強制反対の宣伝行動を取り組んでいます。今年も三月上旬、七校ある各都立高校の卒業式当日、校門前で情宣が取り組まれました。
保護者の方に「おめでとうございます」と声をかけながら、「日の丸・君が代」強制反対のビラを手渡すと、ほとんどの方が受け取ってくれました。
一方で生徒たちについては、高校によって受け取りの良いところと、悪いところとまちまち。中には、保護者も生徒もほとんどが受け取ってくれて、ビラが足りなくなった高校もあったようです。
教員が「生徒には渡さないでください」と市民に訴える高校も多く、事前にビラを受け取らないよう指導している様子もうかがえました。これ見よがしに、校門のところにビラ捨て用のゴミ箱を置いている高校もあったようです。生徒への管理強化が進んでいるのであれば、ゆゆしき問題です。
また、教員がビラを下さいと近付いてきた高校も数校あり、表立って賛同表明できなくとも、陰ながら応援してもらえているようです。
ある高校で毎年「チラシを取るな」と大騒ぎする右派の区議も、今年は顔も出しませんでした。どの高校でも終始穏やかな雰囲気の中で、訴えることができたようです。ところが一校だけ、ひどい妨害にあいました。「五分おきに、精神的苦痛を受けているとの住民からの通報がある」として、警官が駆け付けたのです。この高校の周辺には住居はなく、明らかな嫌がらせです。しかも、不審な二人連れが終始市民の行動を監視していたとのこと。
「日の丸」に関しては、外から見る限り、校庭の掲揚台(三本ポール)や玄関わきに旗を掲げてはいるものの、校門に掲げて前面に押し出している高校は少なくなっています。市民の継続した訴えの効果か、「日の丸」はじわり後退したようですが、来年以降も強制反対の行動が重要なのは言うまでもありません。
(首都圏労働者)
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