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■読者からの手紙
●10・11三里塚闘争に参加して
一九六六年から続く三里塚闘争に、二〇〇九年になって初めて参加しました。全国総決起集会に出席することでその歴史の長さを感じるとともに、三里塚闘争の重大さを実感できました。実際、色々な団体がいて、それぞれの問題でたたかっているのに三里塚では一致団結するのは、それぐらいこの問題の大きさを表しています。羽田空港のハブ化についても確実にこの闘争の結果が出てきているとも思いました。
沖縄からきた豊見山さんが、辺野古などの米軍基地建設反対運動との連帯をこれから強固にしていく必要性を訴えていたように、沖縄の問題は三里塚の問題とも本当に密接なものだと思いました。
私はワーキングプアの問題を調べている内に三里塚へとつながっていったわけですが、国・公安・機動隊が行う弾圧は確かに存在していると感じました。問題を暴力的に解決しようとしているのが、この国の政治機構の本当の姿だと実感しています。現地でたたかう人たちの一番苦しい問題を、これからもっと共有していきたいです。
(関西・学生)
●現地の人たちの人間らしさが良く分かる
腰をかがめて、せっせと雑草抜き。草をかき分けると、虫がたくさん出てきて、農薬や肥料を使ってないのがよく分かった。また、土がいいのか、雑草も見事に肥えていて、抜くのに一苦労させられる。そして、その付近を無遠慮に飛行機が飛んでいく。
十月九日から十二日にかけて、成田空港建設反対運動の現場、三里塚に行ってきた。そこでは、自分たちの生活だけでなく、人の為に闘っている人々が生活していた。
私が農作業の手伝いに入らせてもらったのは、有機農法を実践している方の所だった。作業は、その後三日間筋肉痛となる程のきつさだったが、充実した時間を過ごせたと思う。また、反対運動をされている農家の方からも、市場に流通している野菜の話や有機農法の話などが聞けて、大変興味深かった。
こうやって、現地の人との話を重ねていくと、その人たちの人間らしさが良く分かる。反対に、権力者の側がやってきたことの異常さ、醜さが際立つ。農地の取り上げや嫌がらせ、一体、この国は何歳なのだろうか。私には、反対運動をしている人々の方がずっと高潔で大人に思える。
いつだって、国の悪事は隠されてしまうし、隠されようとしてしまう。三里塚に行って、これから自分が何をしていくべきか。再度、三里塚に訪れる、人に伝えるなど色々出来ることはある。だが、それだけではなく、私はその隠される悪事を注意深く捜して、見つけていこうと思う。
(学生)
●私にできることをやっていく
@
二千人、成田空港周辺には、機動隊・公安警察がこれだけの数常駐しているらしい。
政府が一方的に言い出して、一方的に建設した成田空港。
政府の勝手を許さないと四十三年間たたかい続ける人たちに対する政府の対応がこれだ。
畑を耕そうとも、マイクをとって話をしようとも、デモで叫んでも、飛行機は知らん顔で爆音と共に彼らの上を通過していく。公安警察が、ズラリと並ぶ。
「人の話は聴きましょう」
政府は、これを見直した方がいいのではないのか。
私は私にできることをやっていく。
A
短い時間だが、三里塚で過ごした。
三里塚闘争は、過去にあった闘いではなく、今なお続く闘いであるということを、実感した。
三里塚の地で、畑を耕し、子どもが走り回り、ご飯を食べ、寝起きし、そうやって生きる人たち。
三里塚の地に、政府が勝手に言い出し、勝手に建てた成田空港。常駐二千人もの警察権力により、押さえ付ける政府。
政府は民の声を聞かないのか?
権力で武装し、三里塚で生きる人たちを付け回すヒマがあるのなら、一度彼らの笑う声を聞いてみろ。
私は、私にできることをやっていく。
B
ゴーーーーー
農作業の途中、不意に聞こえてきたこの騒音と共に、すぐそこに現れたのは巨大な飛行機。その姿は、空港の見送り棟で見聞きするより大きく、近く、うるさかった。
「三里塚」
私が初めてその問題を知ったのは夏の始まり。
初めてその地を踏んだのは秋の始まり。
百聞は一見にしかず。
短い時間だが、三里塚の土に触れ、人と話をし、共にご飯を食べた。
三里塚で生きる人の生活に、国が強行で建設した空港はいらない、そう実感した。国の勝手は許さない。
私は私にできることをやっていく。
(学生)
●大地への深い愛情を感じました
三里塚でたたかう農民のみなさま。
先日は大変お世話になりました。
農家の祖母をもつ身として、政府の理不尽なふるまいに怒る人民のひとりとして、そして農民のたたかいに連帯する学生のたたかいを引き継ぐ学生活動家として、わたしは今回の10・11全国集会に参加しました。
集会場の土を見ても、微力ながら援農に入らせていただいた畑を見ても、農民の方々の、大地への深い愛情を感じました。
残念ながら、じっくりお話しする機会はあまりありませんでしたが、交流会の際、北原さんが、若い学生の参加が多かったことについて「大丈夫だと思った」とコメントされたことが心に残っています。
また次回行った際に、たくさんお話をきかせていただきたいです。
(学生)
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