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 ■韓国階級闘争資料

  社労委の出帆宣言文および政治原則






 〈解説〉『戦旗』第一三四九号掲載の「韓国の社会主義労働者政党建設運動の現状」が「発足するかどうか分からない状況」と書いた社会主義労働者政党建設共同実践委員会(社労委)が五月九日に発足した。それに至る経過は次の通り。四月十六日、社会主義労働者政党建設準備会(社労準)が総会を開き、社労委建設に進むことを決議。十九日、社会主義労働者連合(社労連)が第三回総会を全会員の三分の二以上の出席のもと開き、社労委建設の中断を決議。二十日、オ・セチョル教授など社労連内の二十三人が第三回総会を非難する声明を発表。第三回総会参加者をサークル主義・離脱者と批判し、社労委建設を進める立場を表明。五月一日、社労委全員会議が約八十人の参加で開催。そして九日、ソウル市ハンニム教会で社労委出帆式が開かれた。以下は社労委の出帆宣言文と政治原則だ。

 ●出帆宣言文

 社会主義労働者政党建設共同実践委員会(社労委)は、歴史的な出発を溢れんばかりの気持ちで全世界に宣言する。社労委は、腐り果てて行く資本主義体制を撤廃し、労働者階級解放社会をもたらす社会主義革命政党建設の先頭に立とうと思う。
 私たちは、女性、障害者、性少数者、青少年に対する一切の社会的抑圧と差別を根絶する平等社会を引き寄せるために、今直ちに労働者階級革命政党建設に着手しようと思う。
 社労委の出帆は、一九八七年の労働者大闘争以来この地の労働者階級が資本と権力の弾圧を穿ち前進してきた偉大な道程をともにしてきた韓国社会主義運動の新たな出発点だ。社労委は、労働者政治勢力化を議会主義と代理主義、資本と政党との階級協調へ歪曲・後退させた進歩政党運動に取って代わる新しい代案として社会主義労働者政党をこの地に必ず打ち立てる。社労委の出帆が、労働者権力に向かう熱望を労働者階級の胸の中でもう一度燃え上がる本当の希望へ近づかせるのだ、という決意で私たちは今日この場に立っている。
 私たちの決意は、労働者階級運動の中で大胆に社会主義綱領を掲げて公然とした社会主義運動を社会主義者がこれまで繰り広げ切れなかったことに対する反省から出発する。社会主義運動の主体になるべき先進労働者が労組運動を越える展望を持ち得ないまま組合主義に絡め取られることを強いられてきたこれまでの状況もまた、私たちが社会主義党運動を全面化させ切れなかった責任に他ならない。社労委の出帆は、社会主義者がこれ以上狭小なサークルの自足的囲いの中に閉じ込もって過ごすこと、あるいは大衆組織と労働組合運動の後ろに自らを隠して活動することからはっきりとした断絶をなしきり、新たな党運動の段階を切り開こうという決然たる覚悟だ。
 今日の社労委の出帆を通して私たちは直接的な党建設闘争に突入する。私たちが社労委公開提案書を通して明らかにしている通り、約一年以内に党綱領・規約の定立と先進労働者の間での実践的な権威の確保を通じて社会主義労働者政党推進委へ進めるよう、今日から党建設総力闘争体制に入る。社労委を通じた私たちの党建設闘争の決意は、もう一つの拡大したサークル・党派を作ることでは決してなく、必ずこの地に本当の労働者階級政党の旗を打ち立てようという明確で断固たる意志の表現だ。
 二〇一一年、労働者階級運動の新しい代案指導力としてそびえ立つ社会主義労働者政党推進委建設! その道へ社労委のすべての同志たちは献身的に先頭で力強く闘うのだ。この決意を今日、社労委出帆宣言に込めて、労働者階級の前に厳粛に明らかにする。
 二〇一〇年五月九日
 社会主義労働者政党建設共同実践委員会



 ■社労委政治原則

1、社会主義革命政党建設
・労働者階級政党
・玉虫色左派連合党拒否
・議会主義、授権主義を拒否する革命政党
・労働者国際主義、世界革命路線守護
・党員が党機構の中の一つに必ず属し、党活動の主人になる民主的政党
2、労働者階級の自己解放としての労働者権力(代替権力)樹立
・労働者階級の解放は労働者解放の力によってのみ争取
・ブルジョア国家体制内における執権ではないブルジョア国家体制を撤廃する下からの労働者直接権力(ソビエト、コミューン、レーテなど)
3、社会主義政治活動の展開
・労働組合と現場組織に解消されない社会主義現場分会建設
・現場、地域、全国的水準の社会主義政治活動の展開
・綱領(利害要求含む)に立脚した労働者闘争の組織化
・社会主義革命運動の観点から女性、生態、少数者問題を包括


 

 

 

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